【ソウル=竹腰雅彦】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は27日のラジオ演説で、北朝鮮による11月の延坪島(ヨンビョンド)砲撃に関連し、「戦争を恐れていては戦争を防ぐことは決してできない」と発言。 北朝鮮の新たな軍事挑発に対しては断固として軍事的な対応を取るとの立場を強調した。 大統領は、延坪島砲撃を機に、「韓国は、北朝鮮の軍事挑発に強力に対応することだけが戦争を抑止し、平和を守れるという事実をはっきりと悟った」と指摘。韓国軍は「北朝鮮の攻撃を受ければ、容赦なく対応せねばならない」と語って北朝鮮をけん制した。