治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 靖国神社参拝との関係で、時折聞く意見の中に「日本には戦争犯罪人はいない。すべて名誉回復されている。」というものがあります。これは拝聴すべきところもあり、事実誤認のところもありまして、ちょっと物事を整理して書いていきたいと思います。少し長いのは、私の筆力のなさです。予めお詫びいたします。 まず、先の大戦の処理として、戦争犯罪人が裁かれたのは極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判です。これは国内法に基づいて設立された法廷ではありません。そういう意味で、日本の国内法に基づく戦争犯罪人というのはいない、というのは事実です(当たり前のことですが)。 では、この極東国際軍事裁判というのは何に基づいているかと言うと、ポツダム宣言の第10項、1946年1月