(東京都 40代 男性 会社員) 被災したグループ会社から、とにかく暑くてかなわんと、暑さで仕事にならないので、水道が回復してクーラーが作動するまで、できればスポットクーラー※を100台ぐらい送ってほしいという意見がありました。しかし、それは1台何十万もするものなので、ちょっと難しいと。で、まあ、似て非なるもので、力は小さいけど、家庭用の少し冷たい空気が出る除湿器を兼ねたものをすぐ手配して、100台送り込みました。 そういうリクエストに対しては、一応リスク管理のメンバーで、応えられるかどうかを話し合いますが、会議体に諮って、役職者の決裁を受けてなんていうことはやりません。どうしても必要なものということならば、仮に会社のルールからはずれたものであったとしても、それを送ることが今回の対策の重要な部分だということを、あとで上司に説明すればよいという考えをみんなが持っています。もちろん、予算を念頭
(島原市 50代 男性 市役所職員) わたしたち市の職員は、一晩中避難所につめて、いろいろなお世話をするという仕事をしていたんですが、「何月何日に大きな噴火があるらしい」というウワサが、何回も流れました。 科学的に根拠のない話が、あっという間に広まってしまうんですよ。恐怖感や不安感でいっぱいなときですから、何月何日というように、はっきりした日にちを言われると「じゃあ、注意しなきゃ」となるのだと思います。 実際には何もないわけですが、避難所の方たちは、そのたびに、恐怖におびえていらっしゃいました。近くにいるわれわれも、どうすることもできませんでした。 わたしも、ある日、報道機関の人から、山が危険な状態だと聞いたのですが、火山に関する知識がまったくありませんでしたので、信じていいものかとても迷いました。もっと、正しい情報をみんなで共有できるしくみが必要だったと思います。
(柏崎市 40代 女性 会社員) 会社の対応はものすごく早かったですね。私が出社したときには、もう仮設のトイレに水が流れるようになっていました。当時、家のトイレは流せなかったから、「帰る前には会社でトイレに入って」みたいな、そういう感じでしたね。 女性用のトイレと男性用のトイレは離れた場所に設置されていたので、余計な気をつかうこともありませんでした。それに、女性用トイレには、生理用品とかもきちんと置いてあったし、芳香剤も全室に1個ずつ備えられていました。 清掃も業者がきちんとしてくれていたので、コミュニティセンターとかにある普通のトイレよりも使い心地がよかったぐらい。 担当したマネージャーが「柏崎一早かった」と言っていましたが、非常時に何が必要かというのをわかっているから、できたことではないかなと思います。
(東松島市 30代 男性) わたしは建築士ですが、建物はやっぱりバランスが大事なんですね。うちも建てかえる前は離れのあるL字型の構造をしていたので、離れにつながる部分が一番被害がひどかったんです。 柱が細くてもバランスがよければ結構大丈夫なんですよ。長方形や正方形の総2階はよくて、平屋にちょこっと2階がついていたりしているのはぐあいが悪いわけです。つまり、1階の重心と2階の重心がずれると、それぞれ別の動きをしてしまうからです。 でも、悪いと知りながら、我が家も建てかえのときに玄関のところを吹き抜けにしちゃったんです。「お客さんが入ってきたときに開放感があるほうがいい」なんて、結局は見栄えの方を優先してしまいました。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く