プロ野球読売の「内紛」だが、スポーツ紙の報道がひど過ぎる。 既に今までの経緯から明らかになったナベツネの「虚偽発言」を全く問題にせず、「江川招聘」を言い出したのは読売監督の原辰徳だと本人から無理矢理言質を取って、それを一面トップにしていた。報知のみならずサンスポと日刊もそうだった(東京本社版)。 これは無論、ナベツネが原を呼びつけて、「江川招聘はお前が言ったことにしろ」と虚偽の口裏合わせを強要した結果だ。だから原のコメントも奥歯にものが挟まったような言い方になっている。当初原は江川招聘の話など全く知らないと言っていたのだから当然だ。この報道によって矛盾した発言をした点ではナベツネも原も同じという印象を読者に与えることになった。もちろんそれこそナベツネの狙いなのである。 真実はどうかというと、これは今までプロ野球というか読売ジャイアンツに関するニュースをずっと追ってきた人間にとってはあまりに