山岡賢次消費者担当相は13日午前の記者会見で、退任に当たり野田佳彦首相から「山岡さん自身に全く瑕疵(かし)はないと思っているが、そういう情勢なのでご理解いただきたい」と言われたと説明した。首相がいつ発言したかは「具体的なことは控えたい」と言及を避けた。 山岡氏は、参院で問責決議を受ける原因となったマルチ商法業者からの献金について「(マルチ業者は)国が定めた法の下に仕事をしている」と、問題はなかったと重ねて強調。自らの退任については「政局の問題を学者論的に解決するわけにはいかない。それなりに理解している」と述べた。 一方、一川保夫防衛相は会見で「(在任)期間が短いのは残念だが、それなりに責任を果たしてきた」と強調。沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題にも触れ「最後まで責任を持って対応できなかったのは残念だ。長きにわたって沖縄県民がご苦労されてきたので、(後任には)その気持ちを肝に銘じて対応し