民主党県連代表でもある小沢一郎・元党代表が2日、離党届を提出したが、県内の国会議員8人のうち3人が同調しなかった。県政では、達増拓也知事が行動をともにすると明言したが、与党の民主県議の大半は態度を保留。県内の「小沢民主」は分裂した。 ◇ 離党届を出さなかった国会議員は、平野達男復興相(参院選挙区)、階猛氏(衆院1区)、黄川田徹氏(同3区)の3氏。 黄川田氏は記者団に「最善の策は、残ってもう一度党を立て直すこと。自分もそこで汗をかきたい」などと述べた。 一方、畑浩治氏(同2区)は「小沢氏の判断を了としたい」、主浜了氏(参院選挙区)は「増税して景気がどうなるか検証していない」などと、それぞれ朝日新聞記者に対して離党する理由を述べた。 一方、県議会の民主会派の総会に菊池長右エ門氏(衆院比例区)が訪れ、結束を求めたが、会派としての結論は先送りされ、次回会合のめどは立っていない。2日夕まで