上空から撮影した中央アフリカ中部ブリア(2017年6月12日撮影)。(c)AFP/SABER JENDOUBI 【6月22日 AFP】紛争が続く中央アフリカで武装集団間の衝突が起き、地元当局者によると21日までに約100人が死亡した。イスラム教徒主体の反政府組織の内部抗争とみられる。衝突が発生する直前に、政府と複数の反政府組織が停戦協定を結んだばかりだった。 中央アフリカでは2013年以降、キリスト教徒の民兵組織「反バラカ(anti-balaka)」と、イスラム教徒主体の反政府民兵組織「セレカ(Seleka)」に属していた集団が対立してきたが、組織内でも分裂が進み、過激化する分派が乱立する状態となっている。 激しい戦闘が発生したのは中部の町ブリア(Bria)。主任司祭も務める町長によると、19日の停戦協定署名からわずか数時間後の20日未明に銃撃が発生。約6時間にわたる全面的な衝突につながっ