(CNN) CNN取材班は、高麗航空で、平壌の北約640キロに位置する三池淵郡に飛んだ。中国との国境のすぐ近くだ。 前回「秘密の国の中心へ――CNNが旅した北朝鮮<5> 平壌でスマホを買う」はこちら 機体はロシア製のアントノフAN24ですでに50年近く飛行し続けている。しかし、レトロなキャビンはいまだに新品同様だ。乗務員は魅力的な若い女性たちで、たいていは18歳から25歳まで働き、その後、大学へ行ったり、結婚したりする。 三池淵郡は、北朝鮮が7月に2度目の大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)を発射した場所から、そう遠くはない。 しかし、CNN取材班が訪れた理由はミサイルのためではない。 白頭山のために来たのだった。白頭山は活火山で、朝鮮半島で最も高い山だ。白頭山は北朝鮮の人々にとって聖地だ。韓国の人々にとっても聖地だが、朝鮮半島での緊張の高まりを受けて最近は韓国の人々が訪れることはできない。