(CNN) ユネスコの世界遺産に指定されたヨルダン南部のペトラ遺跡で、巨大な建造物の遺構が新たに発見された。ナショナル・ジオグラフィック誌の考古学者などがこのほど学術誌に発表した。 この遺構は考古学者のサラ・パーカック氏らが、衛星画像の分析やドローンを使った調査、地盤調査などを通じて発見した。遺構は56メートルX49メートルあまりの広さがあり、ペトラの他の遺跡とは違う独特の特徴があるという。 ペトラ遺跡は数千もの建造物や遺跡で構成され、50万人あまりの観光客が訪れている。街はナバテア人が築いたとされ、紀元前4世紀から1世紀ごろにかけて交易の中心地としての役割を果たした。 今回見つかった遺構は、ナバテア人の文明が栄えた2世紀ごろ、儀式に使う目的で市中心部付近に建造されたと思われる。後に東ローマ帝国の支配下に入るとキリスト教の礼拝堂に転用され、イスラム帝国の時代になってからは日常的な用途に使わ
![ペトラ遺跡で新たな巨大遺構発見、儀式に使用か ヨルダン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8b670dd5a5a8850b265a6918dd28cb775e1939bb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstorage%2F2016%2F06%2F10%2Ffe2b8220e54dc35945b8ad87acc6e112%2Fmonestary-petra-jordan-getty.jpg)