<7月にフランスで「事故死」した中国大手航空会社・海南航空の王健会長。ナゾを解くカギは米国亡命中の「中華文春砲」こと郭文貴のリークにあるが、この問題、まだこれで終わらない> 今、おそらくはあの馬雲(ジャック・マー)も含む、中国の大企業家たちが不安にさいなまれているのをご存じだろうか。そして、大企業家でない私・李小牧も。 発端となったのは、今年7月3日に中国の大手航空会社「海南航空」を傘下に持つ海航集団(HNAグループ)の王健会長(57)が、フランス出張中に死亡したことだ。南仏プロバンス地方の教会で、写真を撮るために高さ15メートルもの壁によじ登ろうとして転落したという。 つまり事故死ということになるが、この公式発表を信じる人など一人もいないだろう。少しでも事情を知っている人ならば、100人中100人が暗殺されたと信じている。 海南航空のバックにいるのは習近平の右腕 まず、簡単に経緯を説明し
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