ゼネコンなどの建設現場でリーダーとして働いている労働者が25日、仕事の減少と賃金・単価下落を打開し、後継者が育つ建設産業をつくろうと、東京都内で大手企業従事者決起集会を開きました。 全建総連東京都連や東京、千葉、神奈川の土建一般労組などが呼びかけたもの。会場には作業着姿で「仕事をよこせ!生活できる賃金を!」「ダンピング受注のしわ寄せやめろ!」と染め抜いた鉢巻き姿の労働者700人が集まりました。 開会あいさつをした高井浩司全建総連東京都連委員長は「劣悪な職場を改善し、生活できる賃金で、自信と誇りを持てる建設業界をつくろう」と呼びかけました。 現場からの告発では、分譲戸建て住宅をつくるパワービルダーで働く男性が「道具の修理や車のガソリンも自分もちで苦しい」と発言。大手ゼネコンの現場からは「エレベーターシャフトの上から物が落ちてきた。安全管理者が派遣労働者だった。安全がないがしろにされている」と