内閣府経済社会総合研究所の濱秋純哉研究官らの研究グループが「年功賃金と終身雇用を企業が維持することが困難になった」とする実証的な研究の結果をまとめた。日本的な雇用慣行が事実上、崩れたことを裏付ける実証的研究は初めて。 新卒で採用された企業に勤め続けた男性正社員の給与がバブル崩壊前の一九八九年からの二十年間でどう変わったかを調べた。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を基に新入社員の給与を「一」とし各年齢で給与を多い順に並べ、真ん中に当たる人の賃金が何倍になったか比べた。
内閣府の研究チームが、年功序列、終身雇用といった日本型雇用の崩壊を公式に認めた。 まあいろんな論者が以前から指摘していたことだが、公的機関がこういった調査結果を発表すること には意義がある。 内容について少しフォローしておこう。 35歳未満の若年層の流動化が予想外に進んでいる点はサプライズだった。 もっとも、賃金カーブの推移を目の当たりにすれば、こうなるのは当然の結果ではあるが。 賃金カーブの低下を指して「中高年も賃下げされている」と屁理屈を述べる労働組合関係者が たまにいるが、中高年は賃下げされたのではなく逃げ切ったというのが正しい。 90年頃、「若い間は辛抱辛抱」と言い聞かせて頑張った元若者は、20年近く経って、かつての上司・先輩より 3割以上も給料が安い結果に終わったということだ。 バブル崩壊後に、年功ではなく働きに応じて支給する仕組みにシフトしておけば、彼の生涯賃金は もう少し多か
俺は実家を出て一人暮らしをしてたから、詳細は分からないが、妹は大学を留年して卒業後、ろくすっぽ働きもせずにニートをしてた。 今年の10月頃、父方の祖母が亡くなっという連絡が母親から入ったのだが、その時実は妹が原因不明の難病に罹って、歩けなくなるらしいという話が出た。 祖母はもう10年以上会ってないし、父方の実家とはあまり仲が良くないので、ぶっちゃけさしたる感慨もない。 が、妹のことはショックだった。 「これからどーすんの?」って。 先日連絡とった時も、どうやら家の中でも満足に移動できないらしい。 状況をきちんと把握したいんだが、いくら妹とはいえ率直に「まったく歩けないの?」とか聞けないし、 俺自身もあんまり理解したくなくて、説明を受けても頭の中に入ってこない。 松葉杖があればどーにかなるのか、それさえ判っていない。 実家はローンが払い終わったマンション、両親は50半ば、妹は20半ば。 親が
中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめ
これで学歴社会なの? 最近、電車の中で中学生がこんな会話を交わしていました。 「頑張って東大に入れたとしても、親が土地を持っている奴らにはどうせかなわない」 「そうだ。人生ってばからしいよな。」 中央公論編集部編「論争・中流崩壊」の冒頭で紹介されるエピソードですにゃ。 論争・中流崩壊 (中公新書ラクレ) 作者: 「中央公論」編集部出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/03メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (14件) を見る 日本は学歴社会だとか言われることも多いけれど、ビンボー人のガキが東大でて官僚になるとか大企業に入社してそこそこ出世しても、都内に一軒家を構えることができるかどうかという社会が、本当に学歴社会といえるとは思えにゃー。 学歴社会ってのはさ、一発受かってしまえば、一族郎党どころか出身地まで潤ってしまうという科挙のような制度が広く採用されて
個人にある種の才覚とネット上での行動力さえあれば、リアル社会に依存せずとも、ネット上に生まれた十分大きな経済圏を泳ぐことで生きていける。本書が紹介する20人の先駆者たちが証明しているのは、そういうことだ。「ニート」だ「引きこもり」だと親が心配して騒いでいる間に、実は息子や娘たちがインターネット経済圏で両親の倍も三倍も稼いでいたなんて事例は、「次の十年」を待たずして続々と報告されることだろう。 これは、2年前の2005年8月に書かれた梅田さんの書評だけど、「次の十年を待たずして続々と報告されることだろう」という予測は、見事に当たった。 厳しい雇用環境下に置かれる「就職氷河期世代」の20代~30代 の若者たちの中から、会社に雇用されることを捨て、自営志向による不労所得 に時間をかけ、親や同世代以上の年収を稼ぐようになった「ネオニート」といわれる成功者が現れ始めている。 しかし、こういう報告は、
*作成:北村健太郎(立命館大学先端総合学術研究科) *「神聖な義務」関連年表 *血友病 *血友病関連年表 ◆2003/10/13 北村健太郎「「神聖な義務」論争をめぐって」(報告) 第76回日本社会学会大会 於:中央大学 報告要旨 配付資料/報告原稿 http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~gr018035/r/jss03.htm cf.日本社会学会 http://www.arsvi.com/0a/jss.htm 「神聖な義務」は、1980年秋に大西巨人と渡部昇一を中心に起こった事件である。当時、上智大学教授の渡部昇一は『週刊文春』に「古語俗解」というエッセイを 連載していたが、『週刊文春』10月2日号に掲載された「神聖な義務」というエッセイが問題とされた。この「神聖な義務」は全文を読まないと細かいニュアンスが 分からないので全文を引用する。なお、「神聖な義務」の「自
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