ニンテンドーDSに書いた解答が、無線通信で教員用パソコンに。その内容が大型画面に映る=大阪市 任天堂が、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」で教師と生徒がやりとりできる授業支援システムを開発した。教材制作とシステム販売をシャープの子会社が手がけ、小中高校向けに来年2月に発売する。今後IT化が進む教育市場で、ビジネスチャンスをうかがう動きの一つといえる。 システム名は「ニンテンドーDS 教室」。DSの無線LAN機能を使う。教師用パソコンからDSに配信された小テストなどを、生徒がタッチペンで解答して返信。教師はパソコンで、誰がどう答えたかや、学習の進み具合などを確認。黒板で説明する代わりに模範解答を配信することもできる。 集計内容をグラフ化して大型ディスプレーに映したり、挙手の代わりにDSでアンケートをとったりできる。シャープは生徒用DSと教師用パソコン、ネットワーク機器などをセットで販売