1 : ロシアンブルー(秋田県):12/10/17 20:21 ID:cEJUJCzc0 ■TOPIC-3 若者論・階層論としての自己啓発書 今回の対象書籍を見ながら興味深いと思ったのは、20代論はしばしば現代若者論の容貌を見せるということです。 「年代本」における若者の語られ方は非常に単純で、「現代の若者は不甲斐ない、ダメだ」というパターンでほぼ占められます。たとえば以下のようです。 「いまの若者は叱られることに弱い」(川北20、52p) 「20代の多くが大志を抱かず、自分の将来を『そこそこでいい』と思っている」(大塚20、80p) 「現代の若者は無理を嫌い、率先して無理してみようとはほとんど考えないと思います」(井上20、120p) 具体的なトピックとしては、若者の人間関係のあり方について語られることが多いといえます。つまり、仲間内で群れ合う関係性が現代の20代の特性だが、 そこから