ある研究会で、想定していた内容が大きく切り詰められた法改正案が省庁で作られてしまい、がっかりだがないよりはましなのかなあという話をされたので、「いやしかしその法案、通常国会を通過しますか?」とか聞いてしまいましたのこと(挨拶)。なお今回の案件とはまったく関係のない分野の話な。 さて前のエントリで障害者自立支援制度改革の問題を扱った竹端寛氏の論考を扱ったところ、同氏のブログで言及されていた(「悪い冗談であってほしい・・・」)。結論としてはしかし、こちらとしては「誤読」と評価したいところが二点あるほか、当方の言及に対する評価からより大きな問題が明らかになったなあと考えるところであるので、以下に述べたい。 まず「誤読」だと思う第一点は、同氏の言うように私が竹端氏の主張を「所詮理想論」と評価したわけではないということである。エントリ冒頭において私は、「この分野の現実的な問題に関する知見も知識も十分