コートジボワール・アビジャン(Abidjan)の動物園で飼育されているチンパンジー(2014年6月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/SIA KAMBOU 【6月27日 AFP】加速する持続不可能な地球の主要な天然資源の開発は、アフリカやアジアに生息する類人猿に重大な脅威をもたらしているとの報告書がこのたび、国連(UN)の環境総会で発表された。 ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で23日より開かれている「国連環境総会(United Nations Environment Assembly、UNEA)」で自然保護論者らが行った発表によると、インフラの開発や天然資源の採掘は、類人猿の主要な生息地を壊滅し、チンパンジー、ゴリラ、ボノボ、オランウータン、テナガザルなどを絶滅のふちに追いやっているという。 類人猿保護のための世界最大の民間基金団体、アーカス財団(Arcus Foundation