熊本県は12日、同県南小国町の保育園の園児18人を含む52人が吐き気や下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。うち5人からノロウイルスが検出された。 県によると、9日以降、0~89歳の男女52人(男性19人、女性33人)が症状を訴え、うち15人が医療機関で受診した。重症の人はおらず、全員が快方に向かっているという。 この保育園では8日、餅つき大会が開かれた。園児や園の職員に加え、園児が持ち帰った餅を食べた家族にも症状が出たことから、県は餅が原因の食中毒と判断した。(大畑滋生)
![保育園餅つきでノロウイルス 熊本、52人が症状訴え:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3ca10673ca943e26cb6bd295a698cb03bc2ec80/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.png)
梶本樹李(たつき)ちゃん=堺市北区に住民票=の遺体が大阪府千早赤阪(ちはやあかさか)村で見つかった事件で、大阪府警は29日、傷害致死容疑などで逮捕された父母について、死体遺棄容疑で逮捕状を取った。30日に再逮捕する。捜査関係者が明らかにした。 府警は父親で鉄筋工の卓(すぐる)容疑者(35)=傷害致死容疑で逮捕=の供述通り、同村山中の川辺の地中から遺体を発見。ニット帽など着衣も説明と一致した。捜査関係者によると府警は、遺棄を実行したのは卓容疑者とみているが、母親の千穂(ちほ)容疑者(32)=保護責任者遺棄致死容疑で逮捕=も葬式などをせず、遺体を卓容疑者に託した時点で共謀が成立すると判断した。 2人は昨年12月中旬に死亡した樹李ちゃんの遺体を、当時の大阪府松原市の自宅や、その後転居した堺市北区の自宅に放置し、今年5月ごろに埋めた疑いがある。卓容疑者は「昨年12月20日ごろ、樹李が言うことを聞か
フランス南部モンペリエ近郊にある老人ホームで24日夜、刃物を手にした男が押し入って女性を刺殺した。この老人ホームにはアフリカで布教活動などをしていたキリスト教の神父ら数十人が入居しているという。容疑者は逃走した模様で、動機や人物像は明らかになっていない。 AFP通信などによると、容疑者はマスクで顔を覆い、銃も手にしていた。刺殺された女性は施設の従業員とみられている。平均年齢が70歳を超えているという入居者のけがの有無などは伝えられていないが、犠牲者は今のところ1人だとされる。 通報を受けて駆けつけた治安当局が施設内を捜索したものの、容疑者は見つからなかったという。 フランスでは昨年来テロが続き、非常事態宣言が出された状態が続いている。7月には仏北西部の教会が襲撃され、神父が殺害されるテロもあった。(パリ=青田秀樹)
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(HD、福岡市)は、来年1月までに24時間営業をやめることを決めた。早朝や深夜の営業短縮も進めており、定休日も「考えるべき時代が来ている」(黒須康宏社長)として導入を検討していく方針。定休日は百貨店業界で復活が相次いでいるが、外食業界ではめずらしい。 ロイヤルホストは全国223店舗。かつては大半が24時間営業だったが、2011年ごろから営業時間の短縮に取り組み、現在では桜川店(大阪府)と府中東店(東京都)だけ。この2店も、来年1月までに深夜営業をやめる。また、早朝や深夜の営業時間短縮も進めていて、すでに全店平均でみると前年比で30分超も短くしたという。 外食業界は、深夜営業を減らす傾向だ。人手不足で賃金が上がり、売上高がコストに見合わなくなってきているためだ。また人が集まらない中で無理に営業すれば、従業員に長時間労働を
11日午後2時55分ごろ、茨城県土浦市のJR土浦駅前にあるファミリーレストラン「サイゼリヤ土浦駅ペルチ1F店」で、「人が燃えている」と119番通報があった。客とみられる男女2人の衣服が燃え、全身にやけどを負った。病院に運ばれたが、男性は12日夕、熱傷性ショックで死亡した。女性は意識不明の重体という。 県警によると、男性(52)はイラン国籍で、女性(36)はフィリピン国籍。2人は店内で並んで座っていたが言い争いになり、その後、男性が女性に液体のようなものをかけ、2人の服が燃え出したとの目撃情報があるという。 2人は約3年前から内縁関係にあった。今年10月ごろから女性の子どもとの面会などを巡ってトラブルとなり、県警が「2人で会わないように」と指導していた。 県警は殺人未遂事件の可能性を視野に調べている。(三浦惇平)
若い女性の足を長時間なめたとして、京都市伏見区の会社員の男(56)が7日、強制わいせつの疑いで逮捕された。京都府警の発表によると、男は「全く覚えがない」と容疑を否認しているという。 府警によると、男は7月23日午前0時ごろ、伏見区内の駐車場で、通りかかった20代の女性に「車のブレーキの修理を手伝ってほしい」と声をかけて運転席に座らせ、右足のサンダルを脱がせて約30分間、かかとをなめたり、歯を当てたりした疑いがある。その後、「ありがとう」と女性に話しかけて解放。女性は府警に「足首を押さえられ、サンダルも脱がされて裸足だったので、逃げられなかった」と話しているという。 女性は伏見署に相談し、被害届を提出。女性が車のナンバーを覚えていたため逮捕につながったという。 府警によると、2012年以降、伏見区内を中心に、深夜や早朝に1人でいた20代前後の女性から、同様の被害に遭ったという通報が他に5件寄
イラク北部のモスル近郊で、クルド人が自治するクルディスタン地域政府(KRG)に拘束されていたフリージャーナリストの常岡浩介さんが、7日に解放されたことが分かった。 外務省によると、常岡さんはKRGから過激派組織「イスラム国」(IS)との関連を疑われ、モスル近郊で10月下旬に拘束。取り調べを受けていた。7日午前(日本時間7日午後)に解放され、在イラク日本大使館員に保護された。健康状態に問題はないという。常岡さんは8日夕に日本に帰国する予定。 常岡さんはツイッターで「釈放なう。ご心配をおかけしました」とコメント。拘束された理由を「ISのキーホルダーを持っていたため、ISのメンバーと間違われた」と説明している。常岡さんは、ISが支配するイラク第2の都市モスルの奪回作戦をKRGの支配地域側から取材していた。
京都府笠置町議選が23日に投開票され、新議員が決まった。選挙戦には定数8に9人が立ったが、実は告示当日まで候補者がそろわず「定数割れ再選挙」になる可能性もあった。小さな町の「騒動」からは、少子高齢化や若者の流出で担い手不足に苦しむ町村議会の姿が浮かび上がる。 12日、町役場。町議選告示を18日に控え、立候補届け出の事前審査に参加したのは6陣営だけだった。もし立候補が6人なら、その6人は無投票当選となるが、欠員が定数の6分の1を超えるため、公職選挙法の規定で残り2人を選ぶ再選挙が行われる可能性があった。町関係者は「高齢の議員も多いのに、4年後の選挙はいったいどうなるか」と心配する声も出た。 なぜそんなことになったのか。府南部の笠置町は自然豊かな町だが、1990年代には2千超あった人口は現在、府内最小の1436人。65歳以上の高齢化率も46%に達する。2013年11月から1年半ほど町内の出生数
世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に女性では史上初めて登頂した登山家の田部井淳子(たべい・じゅんこ)さんが20日、腹膜がんで死去した。77歳だった。葬儀は親族のみで行った。後日、お別れの会を開く予定。 福島県三春町生まれ。1962年に昭和女子大を卒業後、社会人山岳会に入り、谷川岳や日本アルプスなどで冬山や岩登りに情熱を燃やした。69年、「女子だけで海外遠征を」を合言葉に女子登攀(とうはん)クラブを設立。70年、ネパールのアンナプルナⅢ峰(7555メートル)に登頂した。75年にはエベレスト日本女子登山隊に副隊長兼登攀隊長で参加し、35歳で女性初の登頂に成功。「エベレストママさんの快挙」として一躍、世界中に名を知られた。 その後、キリマンジャロ、アコンカグア、デナリ(マッキンリー)、ビンソンマシフ、カルステンツ・ピラミッドの登頂に成功し、92年、欧州の最高峰エルブルース(5642メート
20日午後4時25分ごろ、岐阜県高山市八日町の民家で、住民の無職岩山弘さん(84)が布団の中で冷たくなっているのを、帰宅した長男(55)が発見し、110番通報。その後、岩山さんの死亡が確認された。岩山さんの首に電気コードのようなものが巻かれていたことから、県警は殺人事件として捜査を開始した。 岩山さんの介護をしていた妻(81)の行方がわからなくなっており、県警は何らかの事情を知っているとみて捜している。 県警によると、岩山さんは仰向けの状態でベッドの上に倒れており、首の近くまで掛け布団がかけられていた。室内に争ったような形跡はなかった。この日の朝、長男が農作業に出かける時には異状はなかったという。 岩山さんは妻と長男夫婦、孫2人の6人暮らし。岩山さんは数年前から下半身が不自由で、主に妻が介護していた。県警が妻の行方を捜したところ、現場から数百メートル離れた牛舎付近で、妻が普段使っている車が
北海道足寄(あしょろ)町の旅館「オンネトー温泉 景福」で2014年10月、男性入浴客が浴槽内で倒れて重体に陥る事故があり、道警が業務上過失傷害の疑いで捜査している。事故直後の保健所の測定では、温泉に含まれる硫化水素ガス濃度が国の基準を大幅に超えていた。この施設では以前にも2人が同じ浴槽で倒れて死亡しており、道警はこの2件についても経緯を慎重に調べている。 事態を重く見た環境省は今年9月に再発防止に向けた検討会を設置し、硫化水素を含む温泉の安全対策について基準を見直す方向で検討している。 地元消防や男性の親族の話によると、重体となったのは東京都内の男性(52)。14年10月8日夜、浴槽内で意識を失っているのが見つかった。搬送先の病院で硫化水素ガス中毒の疑いによる脳機能障害と診断され、現在は意識不明で寝たきり状態となっている。 事故のあった同じ浴室では重体となっている男性以外にも、13~14年
ラーメンチェーン「幸楽苑」の静岡市清水区の店舗で提供されたラーメンに、人の親指の一部とみられる異物が混入していたことが12日、わかった。幸楽苑本社(福島県郡山市)によると、パート従業員が調理中に過って指を切ったといい、静岡市保健所に始末書を提出した。 同社や市保健所の説明によると、混入があったのは幸楽苑の静岡清水インター店。9月10日昼ごろ、店内にいた女性客が、子どもが食べていたラーメンのスープに人の指のような異物が入っているのに気付き、店に伝えたという。 市保健所が女性客の届けを受けて現物を確認したところ、長さ約7~8ミリ、幅約1センチで、爪のついた指の先とみられるものだった。パート従業員がスライサーでチャーシューをスライスした際に右手の親指を切り、調理過程で混入したという。保健所はほかに混入がないかの確認や、調理器具の消毒などをするよう指導した。従業員に感染症などの疑いはないという。
3人の遺伝子を受け継ぐ新たな体外受精の技術を使って男の赤ちゃんが生まれたと、米国の不妊治療クリニックのチームが27日、英科学誌「ニューサイエンティスト」に明らかにした。10月にある米生殖医学会の大会で発表するという。 大会の発表要旨によると、米ニューヨークにある不妊治療クリニックに所属するジョン・ザン医師らのグループが、重い遺伝性の病気「ミトコンドリア病」の36歳の母親の卵子から核を取り出し、あらかじめ核を取り除いた第三者の女性の卵子に入れた後、父親の精子と体外受精させた。五つの受精卵のうち正常に育った一つを母親の子宮に戻した。 ニューサイエンティスト誌によると、体外受精はメキシコで行われ、今年4月に男児が誕生し、順調に育っているという。同誌は男児を抱いたザン医師の写真を掲載した。米国では認められていないため、ザン医師は「規制のないメキシコで実施した」と同誌に語っている。 ミトコンドリアは
青森市内で25歳男性が1人で生活するのに最低限かかる「最低生計費」を時給に換算すると1243円――。青森県労働組合総連合(県労連)が独自調査を基にした試算を発表した。一方、現在の県内の最低賃金は時給695円。青森労働局は「最低賃金は生活保護費との整合性を重視し、算出方法が異なる」という。 調査は7年ぶりで、学生を除く30代までの単身者52人に持っている家財道具や衣類、普段の食事などをアンケートした。憲法が定める「健康で文化的な最低限度の生活」水準に照らすと最低生計費は月額21万6083円。法定労働時間(月173・8時間)の時給換算で1243円となった。 県内には正規・非正規を問わず、最低賃金に近い額で雇っている事業所も少なくなく、最低限の生活のために親の仕送りを受けたりダブルワークに追われたりしているケースも多いと考えられるという。 最低賃金を巡っては、青森地方最低賃金審議会が8月23日、
西日本の玄関口・関西空港の従業員に、はしか(麻疹)の感染が広がっている。8月下旬以降、急速に増え、国際線チェックインカウンターで働く人を中心に従業員の感染者は計31人に上る。はしかの感染力は強く、空港運営会社や大阪府はさらなる拡大の防止に力を入れている。 「日本の主要な玄関口の関空は特に注意が必要な場所」と府幹部は懸念する。お盆前後は関空の出入国者が1日平均6万人に上る繁忙期。「客と近い距離で接する従業員が感染しており、厳重に対応している」。運営会社の関西エアポートの利用者向け専用電話(072・455・2288)には2日時点で約260件の問い合わせがあるという。 厚生労働省によると、まず7月31日に関空にいた少なくとも4人が8月10日前後にはしかを発症。3人は19歳~30代前半の利用者で、残る1人が20代前半の関空の女性従業員だった。 関西エアや府によると、女性従業員は9日に発熱し、二つの
2位で戻ってきたエチオピアのリレサは高く掲げた両手でバツ印をつくりながらサンバ会場の長い直線を走った。命がけの訴えだった。「エチオピア政府はオロモ族を虐殺して土地を奪っている。私の親戚は逮捕された。民主的な権利を訴えれば殺されるだろう。だから、彼らを守るために私は手を上げたんだ」 26歳のリレサは、最強と見られていたキプチョゲに35キロ過ぎまで食らい付く頑張りをみせた。「私はエチオピアに戻れば殺されるだろう。殺されなくても逮捕されるだろう。まだどうするか決めていないけど、恐らく他の国に行くつもりだ」と話した。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka
朝日新聞がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じて入手した、公立中学校111校の制服の購入価格を調べたところ、3万円台から7万円台まで、同じ公立中でも最大2倍を超す価格差があることが分かった。メーカーや販売店が限られ、地域内で価格競争が起きにくいことが背景にある。 学校ごとの制服価格が分かる国などの統計がないため、今春以降にツイッターやフェイスブックで保護者らに情報提供を呼びかけた。学校説明会の資料や注文票など価格が分かる画像を送ってもらったほか、店や学校のホームページで公開されている制服価格を記者が調べ、計29都道府県から情報を集めた。購入枚数など条件をそろえた上で、税込み価格で比べた。 保護者からの情報提供で最も高かったのは、仙台市の学校の女子ブレザー服で7万7360円(冬服と夏服、シャツ4着の合計)だった。男子は神奈川県横須賀市の学校のブレザー服で6万7403円(
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