奇妙な出っ張り ぼくは東京の地形に興味津々で、国土地理院の数値地図というものををよく眺める。これを見たことのある人は必ず気づくと思うのだが、東京湾岸に奇妙な地形が2か所ある。 東京の隅田川、荒川、江戸川の河口あたり。これを見ると「おや?」って思いませんか。 【国土地理院の5mメッシュ数値地図をカシミール3Dで表示】 上の地形図では東京の中でもとくに真っ平らな部分を見ている。いわゆる「江東ゼロメートル地帯」を中心としたエリアだ。東京におけるオランダと言ってもいい。いや、よくないか(オランダは国土の4分の一が海抜0m以下なのです)。 そんなオランダな場所に2箇所奇妙な出っ張りがある。それが「チューボー」と「行徳富士」だ。 人間が作った地形だっていうのが興味深い 「チューボー」とは中央防波堤のこと。ここは地図で一目瞭然、埋め立て地。正式名称は「中央防波堤埋立処分場」といい、東京23区から出るゴミ