シャーロック・ホームズや古畑任三郎など、フィクションの世界では、人並み外れた天才はしばしば変人として描かれている。だが、我が国の太平洋戦争下において、まさにそんな架空の天才のような人物が実在したことをご存知だろうか? その男こそ、周囲から「変人参謀」「奇人参謀」と呼ばれ、奇策を次々と考案していった黒島亀人(くろしま かめと)だ。 ■海軍内でも異端の存在 大日本帝国海軍に所属し、連合艦隊司令部の先任参謀だった黒島。山本五十六長官の信任も厚く、長官の意を受けて真珠湾攻撃やミッドウェー海戦を立案した実績の持ち主だが、その生き方はまさに変人そのものである。 旗艦『長門』において黒島は、日夜自室に籠って作戦の想を練っていたというが、「部屋の中には書類やゴミが散乱」し「煙草やお香によって常に強烈な異臭を発して」いたそうだ。 また、身なりにも無頓着な黒島は、ほとんど風呂にも入らずに「裸同然の姿で艦内をう
【モスクワ=遠藤良介】ロシアの有力紙イズベスチヤは13日、旧ソ連製カラシニコフ自動小銃(AK)の設計者で昨年12月に死去したミハイル・カラシニコフ氏が同年4月、露正教会のトップであるキリル総主教に「懺悔(ざんげ)の書簡」を送っていたと伝えた。 書簡を入手した同紙によると、カラシニコフ氏は自らの開発した小銃で多数の人命が奪われたことについて、「心の痛みは耐え難い」と告白。「私には、たとえ敵のものであっても、人々の死に罪があるのか」「神は光と影、善と悪を不可分のものとして創りたまったのか」と問うている。 正教会関係者は「祖国防衛を目的とした武器の開発や使用は支持される」との立場を同紙に説明し、「カラシニコフ氏は愛国主義の模範だ」とする返信をキリル総主教が出したことを明らかにした。 カラシニコフ氏が第二次大戦での経験から開発したAKは信頼性と使いやすさから普及し、模造品も含めて世界に1億丁が存在
はだしのゲンの登場人物(はだしのゲンのとうじょうじんぶつ)では、中沢啓治自身による原爆の被爆体験を元にした自伝的漫画、『はだしのゲン』の登場人物について解説する。なお、映像化などが行われた際のキャストについては、親記事の実写映画・アニメ映画・テレビドラマを参照。 登場人物について[編集] 『はだしのゲン』は登場人物の入れ替わりが激しく、全巻に登場している人物は主人公のゲン / 中岡元だけである[1]。原爆投下後の広島の惨状について触れるシリアスなストーリーであるために、ゲンの肉親や身内は劇中で死亡するケースが多い。 ゲンの同居するメンバーは1巻では家族だったが、2巻の原爆投下により父・大吉、姉・英子、弟・進次を失って母・君江と原爆投下直後に生まれた妹・友子だけとなり、3巻では近藤隆太が加わり途中で別れ、予科練に行っていた長兄・浩二と集団疎開していた次兄・昭と再会したものの友子と死別し、7巻
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