神戸連続児童殺傷事件、元少年が手記出版:朝日新聞デジタル 手記は全294ページ。事件に至る心境や、逮捕されるまでの感情の動き、16年に医療少年院を仮退院後、1人で身元を隠して日雇いアルバイトなどで暮らしてきた生活ぶりが克明に記されている。 太田出版の岡聡社長は、出版に至った理由について「少年犯罪が今も社会を動揺させている中、加害者がどういう心境なのかを伝えるべきだと思った」と説明。遺族には加害男性の手紙を添えて本を届けるという。 正直なところ、私はこの事件にはそれほど関心があるわけではなかった。事件当時はおそらく日本犯罪史上でも稀有な少年の猟奇事件ということで、「14歳少年の心の闇」とか騒がれてさまざまな言説が飛び交ったものだが、その後の加害者の動向や発言などを見ても、要は頭でっかちで精神が未熟なまま、肥大化した自己顕示欲とプライドとナルシシズムと性衝動をコントロールできずに、付け焼き刃な