こんなはずでは オバマの2010年は思い通りにならないことの連続だった? Jim Young-Reuters 大物政治家の言葉がすべて正しいのなら、グアンタナモ収容所はとうに閉鎖され、アメリカの雇用は回復し、世界は核戦争で滅亡寸前のはず──。当たらなくてよかったものも含めて、まるで見当違いに終わった予言をリストアップした。2011年こそは、明るい予想が現実になりますように。 予測その1 弱気な予測で知られるフェーバーがバブル崩壊を予言して以降、中国経済は確かに減速している。とはいえ、経済成長率はいまだに9・5%という驚異的な高さ。この数字は世界でもトップクラスで、8%成長という中国政府の経済目標も上回っている。運命の日が訪れるのは、まだ先のようだ。 投資家のジェームズ・チャノスも弱気組の一人。中国の不動産バブルが2010年後半にはじけると予想し、「ドバイ危機の1000倍かそれ以上」の危機が