トランス差別を考える上でミスジェンダリングを理解することは非常に重要なことです。 ミスジェンダリングとは差別の一種で、性自認(ジェンダーアイデンティティ)と異なる取り扱いをすることを指します。それは当事者の持つジェンダーアイデンティティの否定に繋がるもので、人格否定にあたります。 また、ミスジェンダリングはカテゴリー錯誤でもあります。性別は生まれ持った身体的性別ではなくジェンダー(社会的・文化的定義)によって決定付けられるものです。 だからこそトランス女性を男性と呼称したり、トランス男性を男性と呼称することは、差別であるという点以外においても不適切なものであると私は考えています。 "カテゴリー錯誤 (category mistake)というのはギルバート・ライルという哲学者が『心の概念』で提起したものである。哲学的・ロジカルシンキングという面において重要な考え方。あるカテゴリーに属している
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