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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (165)

  • 二大政党政治とは - Chikirinの日記

    たった数日の間に状況が二転三転してて追いつくのも大変ですが、時間ができたので小沢さんの件、ちきりん的考察を書いておくです。 ★★★ まず最初にはっきりさせておかないといけないことがこれ。 彼のやりたいのは、「自民党を二つに割る形での二大政党」であり、「自民党と民主党の二大政党ではない」ということ。 ご存じの通り、二大政党論は彼の持論、そのために不可欠な小選挙区制の導入を多くの自民党議員の反対を押し切って実現させたし、自ら袂を割って自民党を離党した。 この「日にも政権交代可能な二大政党が必要」という言葉は、選挙目的において極めて耳障りがよいので、最近はここだけが連呼されていたり、また、アメリカかぶれした自称知識層の中には、この理由で民主党を支持する方も多いのですが、この言葉からは、小沢さんが目標としていることを隠すために、「敢えて」必要な単語が抜いてある。 もう一度書いておきます。彼が実現

    二大政党政治とは - Chikirinの日記
  • 時代を創ろうとした男 - Chikirinの日記

    小沢さんの辞任に関して「とほりすがり」さんから頂いたコメント、「自民党分割による二大政党」ってのは「自民党内の派閥」とどう違うのか?というご質問。忘れないうちに、ちきりんの考え方を書いておきます。 ちきりん的には・・・一言で言えば「同じです」。ただ「時代性」のために形を変えているのだと、思うのです。 戦後、軍事独裁が崩壊し、民主ニッポンが建設された後、ご存じのように世界は左と右の対立構造に入ります。日アメリカの保護の下、「左にならないように」努力を重ねるわけですが、この時に「保守大合同」が起こります。 自由党と民主党が合体して自由民主党ができ、他の小さな保守政党も全部そこに結集する、そして革新勢力である社会党・共産党と戦うという構図、よく言われる“55年体制”ができるわけですね。 この「保守大合同」自体が、そもそも不自然だったのです。資主義と天皇制(実権の有無はともかく)を是とする複

    時代を創ろうとした男 - Chikirinの日記
  • 朝青龍問題の本質 - Chikirinの日記

    どっかの市職員で、市長が音頭をとった「メタボ対策チーム」に入り、太った体で真夏の朝からジョギングしてて突然死された方がありました。 かたや、高齢でヘビースモーカーのタレントが24時間走るという無謀なイベントに視聴者の半数がチャンネルを合わせる。 この国の人が、「スポーツに対して何を期待しているか」ということが非常によくわかる事例だと思います。 日がスポーツに求め続けるもの、それは「根性」です。もしくは、「さわやかさ」とか「スポーツマンシップ」と呼んでもいいけど。 これ、アメリカだと「金と成功」ではないでしょうか。南米でもそう。「栄光と経済的な成功」。ロシア中国など大国主義の国にとっては「国家の威信」でもあるでしょうし、北朝鮮では「特権」であり、「生きる術」とさえ言えます。 ベッカムのように、労働者階級の学も常識もない若者が、超人気スターと結婚し、貴族のようなお城に住める。それが、スポー

    朝青龍問題の本質 - Chikirinの日記
  • “お気に”なドラマ - Chikirinの日記

    相変わらず韓流ドラマにはまっているちきりんですが、ここずっと“涙・ナミダ”しながら見ているのが、「ソウル1945」というドラマ。 舞台は文字通り1945年前後のソウル(日が占領するこの時代の呼称は“京城”)を舞台にこのドラマには5種類の人たちが出てきます。 a) 普通の人 日人からの差別や搾取はあるものの、普通に暮らしている市井の人たち。 b) 貧民層 炭坑等で働かされ搾取される下層民。彼らが貧しいのは日の占領のせいではなく、李氏朝鮮の王朝時代からずっと貧しいです。 c) 元朝鮮王族 李氏朝鮮の王族、貴族を含む特権階級。日の占領時代においては支配階級ではないけれど、それなりに優遇されてる。 d) 親日資家 日に取り入り、日人と一緒に朝鮮人から搾取する資家達。“親日”と呼ばれ、ドラマの字幕には“親日する”という動詞まで出てきます。日企業との合弁経営をしている資家も多く、日

    “お気に”なドラマ - Chikirinの日記
  • メディアの見識 中川さん問題に関して - Chikirinの日記

    中川元財務相の酩酊、辞任問題について、日の大手メディアの報道内容と態度があまりにあまりなので、ちょっとまとめておきます。正直言って、中川さんは病気なんだからしかたない(早く治療しなよ)ということですが、マスコミのやり方はさすがに今回はちょっとひどいでしょ、と思うので。 問題1 当事者意識の欠如 一番最初にこの問題を日のメディアが報道した時、新聞もテレビも「会見に臨んだ中川大臣がろれつが回らない様子であったことを、海外通信社がアップ画像で捉えて世界に配信し、世界各地で波紋が拡がっています。」というニュアンスで報道しました。 これ、なんなの? 「中川大臣が会見で全くろれつが回っておらず、大変な失態を演じました。」でもなく、 「その前日は夜遅くまで某マスコミの記者と、また、会見直前には某新聞社の美人記者と飲んでいて、その結果、記者会見の時間には完全な酩酊状態になっていて、会見がまともに行えま

    メディアの見識 中川さん問題に関して - Chikirinの日記
    amanoiwato
    amanoiwato 2009/02/18
    >『国際会議で大臣がオフィシャルランチを抜け出して新聞記者とワイン飲んでるんだって。国際会議のテーマ?世界的な経済不況だって。へええ。そんなん何処吹く風?』
  • 大臣はアルコール依存症 - Chikirinの日記

    中川昭一財務大臣ですけど・・アルコール依存症ですよね。 今回の映像は特にひどかったけど、5年くらい前に経済産業省の大臣だった時の記者会見も何度もろれつが回ってなかった。明らかに“酔ってるなあ”という感じでした。 日の大手マスコミは権力とは持ちつ持たれつで遠慮もあるからあんましそういう場面を放映しないけど*1、昼まっから酒臭いことが多々あったのは皆知っていたはず。今回は海外通信社が撮ったから遠慮のない映像だっただけ。 海外メディアはよくわかってないから、「時差+風邪薬+ワイン」くらいで納得してる感じもありますけど、日の関係者は皆わかっていたでしょう。 5年前に既に昼間の会見の時にお酒が切らせない状態であったわけで、それから数年、病状はいよいよ進行してきてるんだと思う。ものすごく大事な時だけでさえ隠せないレベルになってきた、ということ。 昨年の11月には宮中晩餐会で酔って騒いでるし、今年は

    大臣はアルコール依存症 - Chikirinの日記
    amanoiwato
    amanoiwato 2009/02/16
    >『彼は当面、治療を始めず、というか、病気であるということも認めず、結局はだらだらと酒を飲み続けるのだろう。そして倒れて病院に運び込まれる日まで病識ももたず治療も始めないのだろう』
  • 経費節減で景気がますます悪くなるやね - Chikirinの日記

    テレビを見てたら、多くの企業がリーマンショック後の不況をなんとか乗り切るため、血のにじむような工夫をしてると紹介してた。 トーンとしては「みんなで我慢してこの苦境を乗り切りましょう!」って感じだった。 無駄遣いや使い捨てになれた現代生活を反省して、「もったいない」精神の生きていた“古き良き時代に皆で戻ろう!”みたいなノスタルジックな番組だったよ。 きっと戦争中に行われた「欲しがりません! 勝つまでは!」ってキャンペーンってこんな感じだったんだろうなと思わせられた。 一部、内容を紹介すると・・ オフィスの蛍光灯を一部外して電気代を浮かし、 しかも外した蛍光管は保管して、使ってる蛍光灯が壊れた時は(新しいのを買わずに)そこから補充するとか。 社内での連絡便のために使う封筒も、破れてもセロハンテープで修理して長く使うとか。 社内の文具置き場には貸出票がおいてあって、はさみとかテープとかそこから“

    経費節減で景気がますます悪くなるやね - Chikirinの日記
    amanoiwato
    amanoiwato 2009/02/12
    戦時中を彷彿とさせる。知らないけど。何で、日本には、こう、手段が目的化してしまうというか、精神論に偏ってしまう人が多いのだろう?
  • ベーシックインカムの世界 - Chikirinの日記

    ベーシックインカムというアイデアをご存じでしょうか。 簡単に言えば、「すべての成人に無条件に(=働いていなくても、多額の資産をもっていても)最低限の生活費を支給する制度」の提案です。 その代わり、公的な雇用保険、年金制度、生活保護制度、障害者年金制度、などは廃止。 たとえば月 15万円(年収 180万円)くらい、全成人に支給する。世帯ではなく個人単位です。 未成年の子供をもつ親は、子供の分もいくらか貰えるんだと思います。つまり最低限の生活でよければ人は働く必要はなくなる、という制度です。 制度として論じられてますが、どこかの国で実現しているわけではありません。また、具体的な支給額を含め、詳細部分には様々なバリエーションがあります。 この制度を巡っては、思想的な是非や財源面での実現可能性について様々な議論があるのですが、今日は、 社会学的かつ空想的に「ベーシックインカムが実現したら、いったい

    ベーシックインカムの世界 - Chikirinの日記
  • ボタンを探せ - Chikirinの日記

    ネット上でいろんな人の主張を読んでいると、自分の考えはそこそこ一般的なものだと感じます。 これはテレビなど既存マスコミを見ている時に、自分の考えがとてもおかしな、少数派の意見に感じられるのとは対照的です。 たとえばテレビでは未だに“企業の剰余金を取り崩して非正規社員を正社員にしろ”などと言う人が登場しますが、なぜあんな摩訶不思議な意見を電波に乗せるのか、ちきりんには全く理解できません。 一方、ネットメディアでは誰もが賛成しているようにみえるのに、現実には、何年たっても変わらないことがたくさんあります。 たとえば、 「官僚組織と産業界の既得権益者が深く癒着して無駄な税金を浪費し続けており、そのために必要なところにお金がまわっていない」という状況認識。 たとえば 「新卒採用、年功序列、雇用規制などがどれほど成長への阻害要因となっているか」ということ。 たとえば 「現在の教育制度が、これからの日

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  • 三菱と日興 愛と憎しみの物語 - Chikirinの日記

    私の名前は日興証子。 私の激動の半生と、これから迎える新しい運命について聞いてくださると聞き、恥ずかしながらやってまいりました。 まずは生い立ちから。 私は遠山の父の元に生まれました。昔から親戚の興銀おじさんにはかわいがってもらって・・その興銀おじさんの家から一文字もらって、うちの家は“日興”って改名したくらいです。 そのおじさんの家も今はもう別の名前に変わってしまってるんですけどね。 あの頃は楽しかったです。うちの家と、野村さんち、大和さんち、それに山一君のおうちは“四大証家”とも言われて、そりゃあ羽振りもよくて。 私もなんの苦労もなく育てられました。12月なんてほとんど毎日、銀座の高級店でご飯をべてました。今から思うと信じられないかもしれませんが。 でも父が亡くなった頃からいろんなことが変わり始めて・・・そうそう、山一君ちが自己破産に追い込まれた時は当びっくりしました。まさかそんな

    三菱と日興 愛と憎しみの物語 - Chikirinの日記
  • ちきお再び - Chikirinの日記

    ちきお「ねえねえ、ちきりん」 ちきりん「なに?」 ちきお「聞きたいことがあるんだ。ちきりんの書いてることでよくわかんないことがあって、僕ちょっと混乱してて・・」 ちきりん「偉いね。ちきりんの言うこと理解しようだなんて。案外やる気あるじゃん。なに?」 ちきお「ちきりんはさあ、この円高が日を救う!(かも)っていうエントリの後半で「内需創造が必要」って書いてるでしょ?」 ちきりん「外需頼みの経済体制を転換するチャンスだって書いたよね。」 ちきお「今までの日は特定産業が輸出にすごく強くて、だから日は外需に依存してまともに内需を作り出す努力してなかったけど、もう逃げられないよ、いよいよ日も内需創造に真剣に取り組まざるを得ないよ。で、それっていいことじゃん、っていうエントリだよね。」 ちきりん「そう。よくわかってんじゃん。いったい何がわかんないの?」 ちきお「ん〜、ええっと、あのね、たとえば危

    ちきお再び - Chikirinの日記
  • 危機の中にある“日本経済再生への糸口” - Chikirinの日記

    先日ニュースで次の数ヶ月に製造業だけで40万人の雇用が失われると報じられていました。数万人だの数千人だのという数字とは異なり、いよいよ現実的な数字がでてきたなという感じではありますが、この40万人はまだ雇用を失う人の第一陣に過ぎません。 そもそも大企業にとっては「ボーナスが減る実感」がもてるのは次の6月が最初なわけで、そういう人達が消費を当に抑え始める今年後半から、二段階目の市場縮小、それに伴う雇用調整が始まるのではないかとも思えます。 と悲観的なことを書こうと思えばいくらでも書けるのですが、反対にちきりんは今までいくつかのエントリを書いたように(例:“円高が日を救う!(かも))、今回の経済危機について「でもこれって結構チャンスなんじゃない?」とも考えています。 今回の衝撃は余りに大きいので、「ちょっとずつ」「まあまあ」「ぼちぼちと」が大好きな日人もそんな悠長なことは言っておられず、

    危機の中にある“日本経済再生への糸口” - Chikirinの日記
  • アドバイスの正しいもらい方 - Chikirinの日記

    自分の悩み、決断できない何かについて、誰かからアドバイスをもらう場合、より有益なアドバイスが得られる方法3つをまとめてみました。 ルールその1 必ず両方の選択肢を質問に入れる。 具体例:「Aだと思いますか?それともBでしょうか?」 アドバイスを求められた時、相談された人がまず考えることは「この人は音ではどちらを望んでいるんだろう?」ということです。 大半の人は自分の心の中に答えを持ってます。相談された人の役目はそれを「ほら、そこに答えがあるでしょう?」と指し示すことです。 下記は転職についてアドバイスを求められている例です。 「すごく強く誘われているのですが、転職すべきでしょうか?」「そうですね、そんなに強く誘ってもらえるってなかなかないですよ。真剣に考えてもいいかもしれません」 「迷っているんですが、やっぱり断るべきでしょうか?」「そうですね。生半可な気持ちでyesって言わない方がいい

    アドバイスの正しいもらい方 - Chikirinの日記
  • 日本に起業家が少ない理由 - Chikirinの日記

    よく耳にする「日起業する人が少ない。」という話。 これデータ的に事実なのか、未確認です。 クロネコヤマトの小倉氏も、ファーストリテイリングの柳井氏も会社自体は親から引き継いでいるため、統計的には起業率にカウントされていないと思います。 でも過去と断絶した大きなビジネスを展開しており、彼等を起業家と呼ばずに誰を呼ぶ?という感じですよね。 とはいえ、とりあえず今日は「なぜ日起業家が少ないのか?」について考えてみました。 そして思いついたのがこの図です。↓ ここでは、人をふたつのスキルの有無で 4グループに分けています。 最初の「社会適応スキル」とは、“受験や就活スキルなどの様々なテクニカルな関門を、要領よく切り抜けるためのスキル”です。 もうひとつの「自己抑制キャパシティ」は、「どの程度くだらないことに耐えられるか」という能力(?)です。 たとえば、 ・23才から 64才まで 40年間

    日本に起業家が少ない理由 - Chikirinの日記
  • 非生産的な議論例3つ - Chikirinの日記

    同じテーマについて話しているようで、実は全く違う領域について意見を交わしている=「かみあわない議論」ってよくありますよね。 たとえば、 Aさん 「何回も契約更新を繰り返し、同じ職場で 5年も働いているのに正社員になれず、有給休暇もボーナスもない。そんな立場に置かれている人がいるのはおかしい。非正規雇用契約なんて禁止すべきだ!」 Bさん 「でも、全員が全員、正社員になりたいわけでもないんです。契約社員として自由な時間だけ働きたい人もたくさんいるんですよ。働き方の多様性だって確保する必要があります」 テレビ討論などでもよく聞く問答ですが、Bさんの発言はAさんへの反論として成立していません。 Bさんは“でも”で話し始めているので、Aさんの意見への反論を言う必要があります。 が、Bさんが“でも”に続けて話していることは「Aさんが話しているのとは、違う部分の話題」です。 Aさんの発言をステップごとに

    非生産的な議論例3つ - Chikirinの日記
    amanoiwato
    amanoiwato 2009/01/15
    三番目の展開は女性同士の内輪話に多いと思う。いや。それがほとんど。
  • 正社員ポジションはどこへ? - Chikirinの日記

    昨日使ったデータについてさらに調べてみたら、おもしろかったのでまとめておきます。 その中には、昭和62年(1987年)と平成19年(2007年)の比較で次のような数字がありました。 1987年の被雇用者数=4306万(正規雇用3456万人+非正規雇用850万人) 2007年の被雇用者数=5326万(正規雇用3436万人+非正規雇用1890万人) 2007年のほうは、社民党、民主党、さらに“ロスジェネの味方のふりをしているマスコミ”が「今や会社員のうち35%以上が非正規雇用!」と報じる元データです。 でもよく見ると「あれっ?」と思いませんか? だってこのデータをみる限り、過去20年で正規雇用数はほとんど変わってないですよね。非正規雇用が増えてるだけなんです。しかも1000万人も! これだとその意味するところは、「正社員が減って、不安定な非正規雇用が増えた」のではなく、「正社員は減っていない。

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  • 中小企業が日本の力? - Chikirinの日記

    ってよく「中小企業は日経済の要。中小企業や、さらに小さな零細企業の力があってこそ日経済はここまでこれた」みたいな意見があります。 でもね。 中小企業や零細企業って(大企業と比べると)明らかに法律を守ってる比率が低そうだよね。 特に労働基準法周り。 女性が妊娠しても産休が取れるどころか退職を迫られたり、仕事でケガをしたのに十分な補償が受けられなかったり、景気が悪くなると解雇が行われたり・・・ 「中小企業の質の高さが日の底力」とか言う人って、このあたりの「不都合な真実」にはほとんど触れませんけど、それってどうなんですかね? 「法律をきちんと守っていたら中小企業の大半はやっていけない」みたいに言う人もいるけど、そんな違法状態でないと成り立たない企業群が日経済を支えているって変じゃない? それって 「我が国の主要外貨獲得産業は性風俗である。日からも韓国からも中国からもたくさんお客さん

    中小企業が日本の力? - Chikirinの日記
  • “規制”と“規制の監視監督”の違い - Chikirinの日記

    「規制すること」と「規制を守らせること」は、言葉は似ていますが全く異なる概念です。 権限のある当局が、プレーヤーである企業や個人の行動に制限をかけるのが「規制」です。 一般的に官庁や行政の長は「規制強化」を望みます。なぜなら彼等にとって規制とは「権力の源」だからです。 また規制はその「中」に入った人達を守ってくれるので、それらの人達もいつしか「規制緩和には絶対反対!」と言いだします。これが「既得権益層」です。 反対に、今持っているものが少ない人、たとえば新しい企業、新しい産業、若い人などにとっては、規制緩和や自由化が有利です。 また「規制は少なければ少ないほど、経済全体が巧く廻るはず」と主張する規制緩和論者もいます。 一方の「規制の監督」とは、規制が遵守されているかどうかを監視し、守られていなければ是正させることで、規制強化とは別の概念です。 規制自体はもっと緩和すべきと考えている私も、規

    “規制”と“規制の監視監督”の違い - Chikirinの日記
    amanoiwato
    amanoiwato 2009/01/12
    制服を使った比喩がとても分かりやすい。
  • 日本人でよかった!(か) - Chikirinの日記

    中東ではイスラエルがジェノサイドじみた攻撃を頑なにやめようとしない。 ヨーロッパではなんとロシアが欧州向けの天然ガス輸出を全面ストップした。まるで冷戦時代に逆戻りしたかのようである。ロシアにとって豊富なエネルギー資源は、往事の核戦力に相応する武器なのだ。 北米では初の黒人大統領就任に向けて、暗殺防止のため国中で過激な白人至上主義者の24時間監視が行われている。47歳で大統領になろうとしているその人の最初の仕事は、アメリカを代表するGMという会社を消滅させるか否かを決することだ。 韓国は何度目かの国家破綻の縁にいるし、インドとパキスタン国境は一発触発状態が続いている。中国では日の国家予算に相当する景気刺激策がぶち上げられた。 そして日では、 派遣村が善か偽善かについての論争が続き、 日国首相は定額給付金を受け取るべきか受け取らないべきかについて真剣に迷っている。 日人でよかった! (

    日本人でよかった!(か) - Chikirinの日記
  • 業界別の”壊滅度”リスト - Chikirinの日記

    今回の経済危機(リーマンショック)による実体経済への影響について、様々な業界の“壊滅度度合い”を独断と偏見でレベル分けしてみました。 <壊滅度5> 最もひどい打撃を受けている業界。倒産もあるかもだし、正社員解雇なども行われる可能性大。 投資銀行、ヘッジファンドなど (既にほぼ死滅) 自動車(関連)業界 まだ数字の公表されていない直近の売り上げは驚愕レベルまで落ち込んでいる模様。世界どの地域も今年いっぱい回復は望めない 完成車メーカー、部品専業メーカーはもちろん、鉄鋼業界、タイヤ・ゴム業界、特殊ガラス業界などの自動車への依存度が高い産業も大きな痛手 半導体業界、電子デバイス系製造業 電子部品系は小さい会社はとんでしまうかも。基幹部品である液晶も、円高シャープ製品は、ウォン安LGやサムソン商品の2倍以上の値段となっており、誰が買うねん?状態 工作機械、制御機器関連業界 主要顧客企業である、自動

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