序章 はじめに 一ディズニー・ボイコット決議 (一)南部バプティスト協議会 (二)ボイコットの手段と効力 (三)テキサス教育委員会によるディズニー株売却決議 二ABC買収とディズニー社の同性愛保護路線 (一)ABC買収 (二)アメリカにおける同性愛の現状 (三)“Gay Days” (四)ハリウッドと同性愛_映画「セルロイド・クローゼット」_ 三ボイコットの影響 (一)ボイコットの影響 (二)他団体によるボイコット (三)過去のボイコット運動 終章 おわりに 序章 はじめに 1996年6月、全米で1,600万人近い信者を持つ最大のプロテスタント宗派である南部バプティスト協議会(Southern Baptist Conventions以下SBC)が、テキサス州ダラスで開催された年次大会で、ウォルト・ディズニー社(以下ディズニー社)に対するボイコット運動の決議を行った。SBCは、ディズニーの「