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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (6)

  • 「勝間さん、自分と違う人がいることはわかります?」 - 活字中毒R。

    『AERA』2009年10月12日号(朝日新聞出版)の対談記事「勝間和代×香山リカ〜『ふつうの幸せ』に答えはあるか」より。構成は小林明子さん。 【勝間和代:香山さん、家事は好きですか? 香山リカ:好きじゃないです、全然。 勝間:私、好きなんです。洗濯物がパリッとなったり、お皿がピカピカになったりするプロセスが大好き。自分の行動で物が変化するって、楽しくないですか。だから私、ご飯をべて「ああ、おいしい」と思うだけで毎日が幸せです。今日も昼間、子どもの友達とお母さんがうちに遊びに来たんですが、デリバリーでとったサンドイッチがおいしくて、幸せでした。 香山:ご飯で幸せになれるんだったら、別に仕事で成功したり、資産を増やしたりしなくてもいいんじゃないですか。 勝間:おいしいご飯のためには、そこそこの経済力とスキルが必要です。いいレストランが判断でき、素材を吟味できたほうがいい。使いやすいお玉や粉

  • よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 - 活字中毒R。

    人生の旅をゆく』(よしもとばなな著・幻冬舎文庫)より。 【この間東京で居酒屋に行ったとき、もちろんビールやおつまみをたくさん注文したあとで、友だちがヨーロッパみやげのデザートワインを開けよう、と言い出した。その子は一時帰国していたが、もう当分の間外国に住むことが決定していて、その日は彼女の送別会もかねていたのだった。 それで、お店の人にこっそりとグラスをわけてくれる? と相談したら、気のいいバイトの女の子がビールグラスを余分に出してくれた。コルク用の栓抜きはないということだったので、近所にある閉店後の友だちの店から借りてきた。 それであまりおおっぴらに飲んではいけないから、こそこそと開けて小さく乾杯をして、一のワインを七人でちょっとずつ味見していたわけだ。 ちなみにお客さんは私たちしかいなかったし、閉店まであと二時間という感じであった。 するとまず、厨房でバイトの女の子が激しく叱られて

  • 活字中毒R。

    「週刊SPA!2007/4/17日号」(扶桑社)の特集記事「親友はいますか?大調査〜会社員300人アンケート」より。 【「親友? 仕事が忙しくて友達とゆっくり語り合う時間なんてない。休日は接待と家族サービスで手いっぱい。何でも腹を割って話せる相手と言ったら、嫁かな」 と語る阪田芳明さん(仮名・29歳)は、結婚半年目のMR。仕事は外回りなので同僚との絡みも少ない。地元・静岡の学生時代は親友と呼べる仲間もいたが、「無理して会っても、多分もう話も合わないだろうし。思い出のままでいい」と語る。それよりも、自分の一番の理解者であるこそが”親友”なのだという。 親友というと、男同士のアツい友情をイメージしがちだが、今回の取材で、実は彼のような「が親友」男が多々いることを発見した。 交際5年、結婚5年目を迎えるSEの山根英紀さん(仮名・31歳)も、「嫁とは結婚前から恋人同士というよりも親友っぽい関係

  • 活字中毒R。

    西原理恵子人生一年生2号』(小学館)より。 (「【土佐女】サイバラ初ガタリ」と題した、西原理恵子さんへの重松清さんのインタビュー記事の一部です) 【重松清:お父さんにいちばん感謝していることって、なんですか? 西原理恵子(以下「サイバラ」);高校を退学になったとき、学校を訴えさせてくれたんですよ。弁護士を用意してくれて。「おまえがどうしても納得いかないんなら、こういう方法もあるから」って。 重松:飲酒による退学処分でしたっけ。 サイバラ:そう。その前に1回停学になってるんですけど、いままでの判例だと、その次は無期停学のはずなのに、一気に飛んで退学になっちゃったんですね。その夜は、友達とスナックで飲んでて、私は先に帰ったんだけど、残った友達が教師につかまって、警察に連れていかれたんです。それが夜の9時か10時頃だったのに、夜中の2時ぐらいまで教師が4、5人で女の子たちを小突いて、トイレに

  • 三池崇史監督が『ヤッターマン』を選んだ理由-活字中毒R。

    『オトナファミ』April 2009 No.17(エンターブレイン)での映画『ヤッターマン』の特集記事より。映画『ヤッターマン』の三池崇史監督へのインタビューの一部です。 【インタビュアー:『ヤッターマン』でなく『ガッチャマン』を映画化する話もあったそうですが? 三池崇史:まあどちらも候補の一つではあったんですが、順番ってあると思うんですよ。『ガッチャマン』を実写化しても絶対まだハリウッドに勝てない。日映画の環境でやったところで「よくがんばったね」という結果にしかならないでしょう。ただ『ヤッターマン』は、ハリウッドで作るより絶対面白いですよ。同じお金をかけるなら絶対にそっちのほうがいい。 インタビュアー:『ヤッターマン』ならではの魅力ってなんでしょうか? 三池:やっぱりスタッフの全員に『ヤッターマン』が宿っていて、それぞれがコダワリを持っているから、自然と『ヤッターマン』ができ上がるん

  • 活字中毒R。|通信カラオケの楽曲は、誰がどこでどうやって作っているのか?

    『カラオケ秘史』(烏賀陽弘道著・新潮新書)より。 (「カラオケ音楽」の制作現場について) 【カラオケ音楽を聞いたことがない、という人は少ないだろう。が、あの音楽は誰がどこでどうやって作っているのか。そんなことを不思議に思ったことのある人は、ほとんどいないのではないだろうか。 一番よくある誤解は「歌手がレコーディングをするときに、歌抜きのバック演奏だけを録音しておく。それをレコード会社がカラオケ会社に提供している」という「回答」だ。実際にそうした「歌抜き、伴奏だけのカラオケバージョン」がボーナストラック(おまけ)として収録されているCDもごく普通に店頭に並んでいるので、そう誤解されるのも無理はない。が、書をここまで読んだ人は、それが誤解であることにすでにお気づきだろう。 前の章で述べた通り、現行の通信カラオケでは、光ファイバーやADSLよりはるかに通信速度の遅いアナログ電話回線で楽曲を送信

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