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ブックマーク / www.salvastyle.com (4)

  • アルフォンス・ミュシャ-主要作品の解説と画像・壁紙-

    アール・ヌーヴォー様式を代表する巨匠。草花をモチーフとした幾何的な文様や、曲線を多用した平面的で装飾的な画面構成など典型的なアール・ヌーヴォー様式と、モデルの女性など描く対象の個性や特徴を的確に掴みながら、視覚的な美しさを観る者に嫌味なく感じさせる独自の対象表現を融合させ、数多くの商業用ポスターや挿絵を制作。画家がパリ時代に手がけた諸作品は当時、大流行となり、画家(作家)として確固たる地位を確立。現在でもアール・ヌーヴォー様式の代表格として広く認知されている。また他のアール・ヌーヴォーの画家(作家)と同様、ミュシャの装飾性の高い平面的表現には日の浮世絵からの影響が強く感じられる。ミュシャの作品はパリ時代のカラーリトグラフによる商業用ポスターや装飾パネルなどが有名であるが、油彩画でも優れた作品を残しており、特に晩年期に故郷チェコで制作した連作『スラヴ叙事詩』は画家の生涯の中でも屈指の出来栄

  • フランシスコ・デ・ゴヤ-主要作品の解説と画像・壁紙-

    近代絵画の創始者の一人として知られるスペインの巨匠。1780年サン・フェルナンド王立美術アカデミーへの入会が認められ、王室や貴族の肖像画を描く。その写実的な作風が当時飽気味であったロココ美術に変わるものとして支持を受け、1786年国王付の画家、1786年、新国王になったばかりのカルロス4世の任命から宮廷画家となるが、1790年代に入ると聴覚の喪失、知識人との交流を経て、強い批判精神と観察力を会得。1801年に王室を描いた作品『カルロス4世の家族』を制作。また当時のスペインはフランス軍の侵入もあり、自由革命や独立闘争などの争いが絶えなかったという情勢もあり、その時期には『1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺』や、住んでいた家の壁に描いた連作『黒い絵』など数々の名作を描いた。1824年フランスに亡命し、ボルドーで死去。享年82歳。 ※2009年1月下旬、それまでゴヤの代表作とされ

  • ランブール兄弟-ベリー公のいとも豪華なる時祷書-(画像・壁紙)

    ベリー公のいとも豪華なる時祷書(暦頁部分) (Très Riches Heures) 1413年頃-1416年 29×21cm | 羊皮紙 | シャンティイ・コンデ美術館 世界で最も美しいと称されるランブール兄弟による時祷書『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』。芸術の庇護者であった裕福な権力者ベリー公ジャンの注文により制作された≪時祷書(キリスト教徒が時課の祈りを捧げるために用いた祈祷文、賛歌、月暦図などを伴う祈祷書)≫で、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』と呼ばれる作は、季節の労働や貴族の諸生活を写挿絵(ミニアチュール)として描いた≪暦頁(第2-14葉)≫、主に新約聖書の各場面を描いた≪聖母の小聖務日課(第25-63葉)≫、≪悔悛詩篇・連祷(第64-75葉)≫、≪死者の聖務日課(第82-108葉)≫、≪ローマ地図(第141葉裏)≫、≪受難の聖務日課(第142-153葉)≫から構成され

  • ムリーリョ-主要作品の解説と画像・壁紙-

    バルトロメ・エステバン・ムリーリョ Bartolome Esteban Murillo 1617-1682 | スペイン | バロック セビーリャ派 17世紀中期~後期にかけて活躍したセビーリャ派の巨匠。19世紀末期にベラスケスが再評価されるまで国内外でスペイン最大の画家として名を馳せていた。テネブリズム(カラヴァッジョに代表される明暗対比による劇的な表現手法)の強い影響を感じさせるセビーリャ派特有の実直な明暗対比の大きい作風に柔らかく繊細で輝きを放つ表現を用いることで、故郷セビーリャを中心に圧倒的な人気を得て、当時セビーリャ派の大家として既に名声を博していたスルバランの地位をも脅かした。その功績はイタリア芸術に押されていたスペインの美術の地位を再度諸外国に知らしめることとなった。また作品の多くは宗教画だが風俗画や肖像画も描き、ムリーリョ帰属だと確認されている作品の総数は約300点。

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