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ブックマーク / ameblo.jp/luv-u-better (1)

  • 『藤子・F・不二雄『カンビュセスの籤』』

    後年、藤子・F・不二雄の代表作として看做される作品は、恐らくこれではないだろうか。藤子・F・不二雄が持つ、豊富なアイディア、アレンジの巧さ、ストーリーテリングの手練さ、社会問題に関するリリシズム。そのほとんどが41ページの中に現れている。藤子・F・不二雄の持つこれらの魅力が、『ドラえもん』を主軸に論じられることで薄れてしまっていることは、一ファンとして、残念でならない。 確かに、圧倒的代表作、『ドラえもん』にも、藤子・F・不二雄の魅力はあふれている。だが、主人公が商標として一人歩きしてしまうという児童漫画特有のジレンマゆえ、『ドラえもん』からは、作品としての力は悲しくも殺がれている。藤子・F・不二雄の力量を知る者としては、商業的に生産されざるをえなかった数々の作品を読むのは実に痛々しい。晩年を『ドラえもん』の執筆に注いだ藤子・F・不二雄にあって、『ドラえもん』を描き続けることは、決して望ん

    『藤子・F・不二雄『カンビュセスの籤』』
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