勿忘草の花言葉は数種類あります。例えば「友情」、或いは「思い出」。芯の強さや可憐さを感じさせる、この花のイメージにはぴったりの花言葉だと思います。その花言葉の中でも最も有名なのは、花の名前と同様の意味である「私を忘れないで」です。 このように花の名前と花言葉が一致するのはとても珍しいことですが、これはどちらも中世ドイツの伝説が由来となっていることによります。どうして、あの控えめで可憐な花にこのような名前がつき、花言葉が語り継がれているのでしょうか。これからその悲しい伝説について、お話をしたいと思います。 そもそも、勿忘草ってどんな花?伝説のお話の前に、勿忘草がどのような花なのか、説明をしておきたいと思います。勿忘草はムラサキ科・ワスレナグサ属の種の総称です。原産はヨーロッパで、世界には50種ほどの仲間が存在します。多年草ではありますが、日本においては夏に枯れるので、一年草となっています。花
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