腰椎圧迫骨折は、脊椎圧迫骨折の一種で、腰椎の椎体という部分に外から圧力がかかって起きる骨折のことをいいます。脊椎は、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎と複数のパーツからなっています。このうち、腰椎の椎体が外部から圧迫されて潰れてしまうのが腰椎圧迫骨折です。腰椎圧迫骨折は腰椎と胸椎の間の胸腰椎移行部で起こることが多く、体を動かしたときに激しい腰の痛みが現れます。安静にしているときはそれほど痛みを感じないのが特徴です。症状が進行すると、下肢の痛みやしびれ、麻痺などのヘルニアによく似た症状が見られることもあります。 高齢者の腰椎圧迫骨折は、骨粗しょう症が原因であることが多いです。骨粗しょう症とは、加齢や生活習慣などによって骨密度が低下して骨が折れやすくなっている状態のことをいいます。骨粗しょう症は閉経後のホルモンバランスも影響していると言われており、特に女性が発症するケースが多くあります。 腰椎圧迫骨折は外