岩本茂樹『憧れのブロンディ 戦後日本のアメリカニゼーション』 (2007年新曜社、5000円+税、amazon、bk1)、読みました。 以前にこの本のことをちらっと書いたとき、boxmanさんより詳しいコメントをいただいてからずっと気になってました。お値段が少々お高いので、近くの図書館に購入リクエストを出して買ってもらうというウラワザを使ってしまいました。 『ブロンディ』は、チック・ヤングが創造したコミック・ストリップのキャラクター。なまけ者の会社員・ダグウッド、美人の妻・ブロンディ、男女の子ども、この一家の日常が描かれます。1930年から描き始められ、1973年にチック・ヤングが亡くなったあとも、息子ディーン・ヤングと協力者の手で描き続けられています。オフィシャルサイトによりますと、現在も55か国、2300紙の新聞で連載されているとのこと。 かつてアメリカでの人気がどうだったかというと、