すぐれた時評集である。この中の、加藤直樹論文“「昭和十九年」を生きる”にしぼって紹介する。じっさい、これを読むだけでも元は取れるのではないだろうか? 現在は昭和十九年に酷似していると著者は言う。すなわち、あの戦争の末期だ。 GHQの占領と日米安保体制によって日本は敗戦処理、植民地主義の清算をアウトソーシングできた。そのことは、フクイチの原発事故に対する支配層の無反省にもつながっているのではないか。著者はおおよそそのように指摘している。 著者は近代日本の歩みを次のように整理している。すなわち、立身出世と進歩を軸とした帝国主義。帝国主義というと、右翼や資本主義が思い浮かぶかもしれない。しかし「左」の潮流も例外ではなかった。たとえば中国の革命家に冷淡だった幸徳秋水(これについては、石母田正「幸徳秋水と中国」の参照が求められている)。そして、大阪事件を起こした大井憲太郎。 著者は「日米もし戦わば」
1. 上様 上様のかくしたエロ本天守閣南蛮渡来「夜のカステラ」 2.まれ まれ終わり、次に始まる「朝がきた」 自分としては「0655」 3.ピアノ メゾピアノ フォルテシモまで連れてって デクレシェンドは女の生き様 4.星座 流れ星座薬に乗ってやってきた。地球の肛門、教えて国連! 5.々 山の中佐々木の家の二階には、広末涼子の中吊り広告 6.G ABCDEFGHIJKLMNOPQ 7.眠 三連休サウナに入り眠気ゼロ 中のテレビは大木が司会 8.紫 紫の鏡で騒いだバスの中 小田原城でゲロ吐き離脱 9. ひたひた ひたひたの検尿コップに憧れて一階部分床上浸水 10.【枕詞】秋の田の 「秋の田の仮庵の庵の──」という歌を中学のときおぼえさせられ ※一部机に向かって書いたので、優等生っぽくなってしまい。
* 2008年でしょうか。 ラーメンが一斉に値上げされました。地方に住んでいると、それが全国的なのか、それともここだけの話しなのか、分かりかねました。 ただ、ひとつだけ確かなことは、麺から小麦の香りが消えた、ということです。 あつあつの麺をすすり、噛みしめた瞬間に感じられる、あの芳醇な小麦の香り。命の貴さと食への感謝しかなくなる、濃密な体験。小麦の持つ永遠の輝き。小麦しか持ちえない妖しい魔力。 すべては、失われてしまいました。 ぱくたそ スープは同じです。スープはまったく変わりません。むしろ美味しくなっています。 ですが、麺なのです。 ラーメンは麺なのです。強い熱気がもうもうと立ち昇る釜から、ザンっと小気味よく湯切りされ、そして中心部に熱を内包した固麺。 上質なグルテンの歓喜と、麺にまとわりつく濃密な小麦の余韻。「これだ」と心の内で喝采を送る至福。一心不乱に吸いこむ小麦。小麦を本能が欲して
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