配車サービス大手の米Uber Technologies(ウーバー)が、無店舗型飲食店の支援に乗り出す。同社は飲食店の宅配サービスを支援する「UberEATS(ウーバーイーツ)」というサービスを提供しているが、今後は宅配市場の急拡大によって店舗を持たない飲食店の増加が予想されることから、その事業を支援することで供給力を一気に高める戦略と考えられる。 米国は好景気だがレストランの売上高が減少 ウーバーが検討しているのは、厨房設備などの貸し出しサービスで、経営体力のない事業者でも宅配に特化した飲食店を容易にスタートできるようにするという。 ウーバーイーツは、アプリを使って飲食店から料理の配送を請け負う事業で、スタートから2年が経過したが、急激に利用者数を伸ばしている。 国内の事業者も動き出している。楽天も同様のサービスである「楽びん!」を提供しているほか、以前から宅配サービス「出前館」を運営して