4コマ(時に3コマ)のハリネズミくんシリーズ。テキストをタイプしていましたが(読みにくいかもしれませ...
雑誌や新聞のiPadアプリが色々と出回ってきている中、その広告効果に関する興味深い数値が紹介された記事を見つけたので要点をまとめてご紹介します。ユーザを集め、ページビューを増やして何ぼのウェブ広告と、まだデバイスとしてアーリーアダプターにしか行き渡っていないiPadにおける広告をいくつかの効果指標で比較しています。「標準」なんてものがまだない今、先駆者がこういったデータを公開して共有することの価値は高い。 まずは、注目されているiPadアプリのダウンロード数。ニューヨークタイムズの無料iPadアプリのダウンロード数は5月中旬時点で30万件。4月3日に発売されたiPad本体の5月末時点の販売台数は100万台だったので、実に4人に1人がダウンロードしていたことになります。また、iPad版がスゴイ!と噂される”Wired”は、有料版アプリの発売から1週間で66,000ダウンロード。Chris A
先日、突如始まったソフトバンクの電子書籍サービス、ビューン。しかしその期待感からかアクセスが殺到したようで、まともにサービス開始出来てない状況にあります。今確認したら、アプリも取り下げになった様子・・・ それを責めるつもりはないし、ある意味、他人事でもないんですが、他の電子書籍サービスを見てても、どうしても言っておきたいことがある! ということで、今日は予定を少し変更して電子書籍のことを。 まずは今iPadで利用出来る電子書籍アブリについて。対象はコンテンツ配信・購入、取り込み型のアプリのみです。単体の電子書籍アプリは多すぎるので(^^;; コンテンツ配信・購入型iBooks無料アプリは秀逸。ストアへの遷移は画面の回転で、本をタップした時はズームアニメーションで本が開く。わかりやすい。でも日本語の書籍がない・・・ Now Printingビューン無料ソフトバンクが提供するサービスだけにコン
今日は日経BPのセミナー(参照)で、iPadと電子出版の未来について講演をしてきた。私の講演の内容に関しては、一両日中にネットに上がると思うのでここには書かないが、この講演およびその準備段階を通して学んだとても大切なことを一つ書こうと思う。それは日本の出版社に迫る「コンテンツのガラパゴス化の危機」である。 午後の部でヤッパの伊藤氏の講演を聞いていて少し疑問に思ったので、フォーマットのオープン化に関する質問をした私だが、彼の「まだコンテンツの数が少ないのでオープン化を考慮する必要はない」という返答でヤッパの狙いが明らかになった。セルシスと同じく「クローズドなフォーマットによるコンテンツの抱え込み」である。 ここまでフォーマットのオープン化(すなわち誰でもビューアーをライセンス・フリーで作れること)の大切さが叫ばれている今、時代に全く逆行するビジネスモデルだが、漠然とした危機感を抱いてはいるが
米Adobe Systemsは米国時間2010年6月1日、新たな出版社向けデジタル閲覧技術を発表した。出版社は、印刷媒体における雑誌独自のコンテンツやデザインを維持しつつ、米Appleのタブレット型コンピュータ「iPad」で閲覧可能なデジタル版を発行することができる。 Adobeは近日中に同技術をすべての出版社に利用可能とし、さまざまなプラットフォームへの対応を進めていくとしている。同社のプロ向けDTPソフト「InDesign CS5」で作成したレイアウトを、iPad向け電子書籍アプリケーション用に変換するためのソフトウエアを、同社の早期技術提供サイト「Adobe Labs」で公開する予定。 同ソフトウエアは、米Conde Nastの雑誌「WIRED」と協力して開発した。同誌は先日、Adobeの技術を用いたiPad向けデジタル版をリリースしている。デジタル版WIREDは、印刷媒体を忠実に再
というのが、私の現在の仮説だ。 特に、電子書籍に出遅れた感のある日本の出版社が、どうやって電子書籍業界の趨勢を帰られるか、と考えると、 フォーマットとアプリを押さえ、圧倒的な機能を持たせて、ユーザのベースを奪うことが鍵、と私は思っている。 ちょっと大胆な仮説だし、これだけではイミフメイなので、ちゃんと解説するデス。 1. 電子書籍では、「本」はコンテンツ、フォーマット、アプリ、デバイスの4層に「モジュール化」。 今までのようにコンテンツと流通を押さえても、勝てなくなった。 そもそも、電子書籍化で何が一番大きな事件だったか。 それは、今まで、一つの物理的実体として垂直統合されていた「本」が、 コンテンツ(本の中身)、フォーマット(.pdfとか.azw)と、それを読むためのアプリ、デバイスの4層に 「モジュール化」されたことで、競争環境が全く変わってしまったことである。 この「モジュール化」に
続iPadネタということで、雑誌のiPadアプリのコンセプト動画をいくつかご紹介します。”paidContent“に、出版社のiPadアプリのモックアップがまとめてあったので、いくつかピックアップしてみました。 “Wired“ 製品を360度のアングルから見られる機能が、車の広告に活かされてます。広告の幅も本当に広がるなって感じ。また、“scrubber” barというナビゲーションをアプリの下部分に設けることで、ページを自由に行き来できるみたい。これは便利だし、1冊の雑誌がひとつのストーリーであるという感覚が強まります。 “Sports Illustrated“ 指でなぞることでコンテンツを選択でき、車のハンドルのような形をしたウィールを呼び出すことでコンテンツの共有などが可能。スポーツ誌は特に、iPadで実現するインタラクティブ性をどこまでも活かせそう。 “Penguin Books“
日本語の電子書籍を無料で投稿・共有できるサイト「ePubs.jp」が5月19日、オープンした。小規模の出版社やアマチュアクリエイターをユーザーとして想定している。 海外向けECサイトを企画・運営するシナジー・ソフトウェア(東京都千代田区)が開設。ユーザー登録をすれば、DRM保護されていないEPUB形式の電子書籍を公開できる。 EPUBは、Appleの電子書籍ストア「iBooks」も採用している電子書籍の標準フォーマット。同サイトに投稿された電子書籍は、iPhoneやAndroidといったスマートフォンやWebブラウザから読むことができる。 Webブラウザは、EPUBプラグインをインストールしたFirefoxのみ対応。今後は対応ブラウザを増やすほか、ユーザーが書籍をどこまで読んだかを記録するしおり機能の搭載や、各電子書籍リーダーに合わせた検索機能と一覧表示用インタフェースの開発、外部の課金サ
5月20日、弊社会議室にて「京極夏彦著『死ねばいいのに』iPad版電子書籍等配信・販売に関する記者会見」を行いました。以下、弊社代表取締役副社長野間省伸の会見要旨「メディアの皆さまへ」と、京極夏彦さんの「所見」を掲載いたします。 皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 講談社 メディアの皆さまへ 本日はたくさんのかたがたにお集まりいただきましてありがとうございます。 このたび講談社は、5月15日に書店店頭にて発売となりました作家・京極夏彦さんの最新刊『死ねばいいのに』を、電子書籍としても販売することにいたしました。わが社が、書籍の新刊を刊行とほぼ同時にデジタル化するのは初めての試みです。 価格は閲読していただく端末別にいくつか分かれています。 紙の新刊1700円に対して、アップル社の「iPad」やパソコンへのダウンロードは2週間のキャンペーン期間中は700円。その後、キャンペーンが
「project.review」という企画が、出版業界の片隅で活発に活動を行っている。「.review」は、「ドットレビュー」と発音する。「review」とは「見直し」や「批評」という意味。「インターネット」を意味する「.」(ドット)と相まって、2010年代の新しい情報環境を駆使して言論活動を行う、僕が主催するプロジェクトだ。 最初に、ごく簡潔に自己紹介させていただくと、僕は地域社会論、非営利組織論と周辺の政策を専門にしていて、慶應義塾大学政策・メディア研究科の博士課程に籍を置きながら、独立行政法人中小企業基盤整備機構経営支援情報センターのリサーチャー(ここでは、大学発ベンチャー起業促進や、中小企業向けソーシャルメディアマーケティングの調査研究をやっています)や、東洋大学で非常勤講師の仕事をしている。そして、縁あって、専門分野に加えて、教育論、電子メディア論などについて、商業媒体や行政など
米Googleが400万冊の品ぞろえを誇る電子書籍サービスを準備している。Appleのサービスは6万冊、Amazon.comは50万冊といわれるので、品ぞろえではGoogleが一気にトップに躍り出ることになる。Googleが中間マージンをほとんどとらないことや、価格設定権を主張しない可能性があることなどから、米国のほとんどの出版社がGoogle向けに電子書籍を提供することにしたようだ。だがこの圧倒的な品ぞろえでGoogleが電子書籍市場を独占するのかというと、そんなことはない。 Googleが電子書籍販売事業を準備している話は以前から報じられている。5月4日にはThe Wall Street Journalが報じ、それをベースにCNETが記事を書いている。ニューヨークで開催されたイベントのパネル討論会でGoogleの戦略パートナー開発マネージャーであるChris Palma氏が明らかにした
悲しむ必要はあるのだろうか? 出版業界の足元がゆらぎ、同時にアマゾンのKindleの売り上げ台数が急伸するなか、旧来の「本」への思い入れを捨てきれない人々はこうした事態を嘆くばかりだ。だが本当に涙を流す必要があるのだろうか。 いま消え失せようとしているのは - 読み捨てられるためのペーパーバック - 空港の売店で売られているようなペーパーバック - ビーチで時間つぶしに読むようなペーパーバックだ。 失われつつあるのは、ゴミとして捨てられる運命にあるような書物ばかりなのだ。見映えも持続性も、耐性さえも考慮されずに印刷されている書物。一度だけ消費され、その後は捨てられるだけの書物。引越作業の際は真っ先にゴミ箱行きになるような書物。 まず姿を消すのは、そうした書物だ。いま、はっきりと言おう。「悲しむ必要はない」と。 重荷となっているこれらの書物が消えてくれれば、ますます時代遅れになりつつあ
グーテンベルクの活版印刷の発明から550年余り、電子書籍が「本」の概念を大きく変えようとしている。家にいながら本は買えるが、町に本屋さんがないって想像できますか? 万引きはなくなるけれど 202X年、めっきり数が減った本屋は古き活字文化を愛する一部好事家(こうずか)の集う場所となっていた。普通の人は本が読みたければ、電子ブックリーダー(電子書籍を読むための端末)で目当ての著者やテーマを検索し、購入ボタンを押すだけだ。一冊わずか60秒ほどで、家にいながら世界中の読みたい「本」が手に入る。わざわざ本屋に行く必要もない。 ブックリーダーに表示される「本」には、紙の手触りもなければ、インクの匂いもしないが、子どもたちにはとくに違和感はない。小学校入学と同時に電子教科書に親しんで育った彼らのなかには、紙の本を手にしたことのない者さえ珍しくなくなっている・・・。 最近、出版関係者が集まると話題の中心は
携帯の電子書籍ビューアー事情を調べてみた。 【第13回東京国際ブックフェア2006 Vol.1】目下、急成長中!? ケータイ向けコミックの今をレポート http://ascii24.com/news/i/topi/article/2006/07/06/663303-000.html?geta 携帯電話向け電子書籍は大きく分けて、(株)ボイジャーの“.book(ドットブック)”、(株)セルシスの“ComicSurfing(コミックサーフィン)”、シャープ(株)の“C-XMDF”という3つのファイル形式が存在している。 携帯電話向けにコミックを配信するためには、小さな画面でも見られるように1ページの原稿を複数の画面に切り分ける必要がある。場合によっては自然に見せるために画面をスクロールさせるような加工も行なう。 簡単な状況としてはこんな感じで、最近このbookとComicSurfingが合体し
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