隗より始めよ、だって?それでは、恥を忍んで・・・。 元ネタ:首都大学東京 社会学教室 |【ご案内】本社会学教室の大学院入学を志望する方へ ←社会学の基本図書が挙げられているので、是非ご参照ください。 本教室の博士前期課程入学試験は、外国語、基礎知識、論文、口頭試問から成りますが、近年、受験者の方々のあいだに基礎知識の準備不足が目立つようになってきています。過去の出題は公開されていますし、それを一読すれば明らかなように難問・奇問のたぐいは一切ありません。にもかかわらず十分に得点できないことの背景には、学部で日本文学を専攻しておらず、文学修士号を目指す前段階において必要な指導を受けていない方の増加があるものと推察されます。 各々尊重すべき課題意識や将来展望を抱き、専攻を変えてまで本教室を志望する方々を、所属教員一同はこれまで歓迎してきましたし、今後も変わらず歓迎します。そうした方々が不要な回り
昭和四年度の旧制第一高等学校の入試問題のなかから国語・漢文の問題を紹介する。現代の大学入試よりずっと難しい。 総説 昭和四年度の旧制第一高等学校の入試問題のなかから国語・漢文の問題を紹介する。科目名は「國語及漢文」であり、150点満点である。「国文解釈」・「漢文解釈」・「作文」の3つの大問から構成され、どの大問も50点である。 なお、旧制高等学校は、現在の高等学校とは全く違うものであり、現在の大学の教養課程に相当する。旧制においては、小学が6年、中学が5年であり、高等学校は基本的に中学を卒業した者を受け入れた。留年や浪人などがなければ、旧制中学卒業時点では、17歳になる。ただし、旧制高等学校は旧制中学4年修了時でも受験することができたので、16歳で高校に入学するということもありえた。今回扱う第一高等学校は旧制高等学校の中でも最難関校として知られ、多くの秀才が集まったとされる。 旧制高校の入
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