世界遺産に登録されている京都市の西芳寺、通称「苔寺」(こけでら)で、茶室に置かれていた仏像1体が無くなり、警察が窃盗事件として捜査しています。 警察によりますと、無くなったのは高さがおよそ28センチの木製の「阿弥陀如来像」で、昭和3年ごろから寺に安置されていましたが、作られた時期や作者は分かっておらず、文化財などには指定されていないということです。 また仏像が置かれた茶室は鍵がかかっておらず、3日午前8時ごろに住職が茶室を確認したときは異常はなかったということです。 警察は3日から4日朝にかけて何者かが茶室に入って盗んだものとみて、窃盗事件として捜査を進めています。 平成6年に世界遺産に登録された西芳寺は、奈良時代の僧、行基が開いたと伝えられ、100種類を超えるこけが庭園を覆い、通称「苔寺」と呼ばれています。
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