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2012年11月14日のブックマーク (6件)

  • 2012-07-29

    久しぶりに、「一杯のかけそば」の話を読んでみました。タモリが批判したことがもとで、ブームは去りましたが、バブル時代に人々に感動を与えた作品なので、 良さもあると思います。作者の方についても、さまざまなことが取りざたされていますが、作者と作品は切り離していくのがテクスト分析ですから、気にしなくてもよいでしょう。 一杯のかけ蕎麦 ________________________________________ これは大晦日に、「北海亭」という札幌の、ある蕎麦屋で起こったお話です。どの蕎麦屋にとっても、一番の書き入れ時は、大晦日です。 ここ「北海亭」でも、朝から晩までてんてこ舞いの大忙し。それでも、夜十時を過ぎた頃から、客は二、三人に減り、新たに入ってくる客もいなくなりました。 女将(おかみ)は、頃合を見はからって、根は優しいが、むっつりした顔の主人に代わって、従業員に大晦日の「金一封」と「年越

    2012-07-29
  • 林羅山評伝: 忘却散人ブログ

    わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 ミネルヴァ書房の日評伝選シリーズの1冊として鈴木健一さんの『林羅山』(2012年11月)が刊行された。羅山といえば、徳川時代の思想基盤を作った儒学者というイメージだが、権力の中枢にいた人間ということもあって、思想家としての評価は芳しくはない。しかし、近世文学に与えた影響は甚大であること、著の中でも縷々説明されるとおり。『雨月物語』だって羅山著書との関わりが指摘されている。 今回の鈴木さんのは、羅山に暖かい眼差しを注ぎつつ叙述されている。向学心と名誉欲のバランスのとれ

  • 「ちくま小説入門」が出ました

  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

  • 『日本古典対照分類語彙表』 - Cask Strength

    遅ればせながら暇を見ては『リポート笠間』53号を覗いていますが、来年刊行予定という『日古典対照分類語彙表』(『古典対照語い表』の改訂増補版)のお知らせが目を引きました(206〜209頁)。 『古典対照語い表』はぱらぱらめくっているとためになるでして、「この語は和歌(あるいは散文)にはあまり出てこないのねー」等々いろいろとヒントが転がっているのでオススメです。その増補版の刊行をお祝いします。 改訂増補の柱は三つ。一に、それぞれの語に国立国語研究所編『分類語彙表』の分類番号を追記したこと、二に、『平家物語』『宇治拾遺物語』『新古今和歌集』の語彙を新たに加えたこと、そして、三に、『万葉集』に関しては旧版で用いていた正宗敦夫『万葉集総索引』*1から古典索引刊行会『万葉集索引』に切り替えたこと、この三点にまとめられるでしょう。 第二点の、三作品の追加によってだいぶ様変わりすることが予想されますが

  • 学びて時にこれを習う(5) 藩校文庫とその行方 - みちくさのみち(旧)

    前回まで (1)、(2)、(3)、(4) 文庫とは何かを考える 江戸時代の学問観と文庫の関係を辿ってきて、ようやく文庫設立の動機のようなところまで書くことが出来た。しかし国学者が作った文庫以外にも、江戸時代には多数の文庫が存在した。幕府の昌平坂学問所の文庫はもとより、各藩の藩校にも文庫があったはずである。そこでどのようなものがあったのか、小野則秋の『日文庫史研究』をもとに、ごくごく簡単な一覧表を作ってみた。小野のは、九州のものが多かったり、神社が多かったりして、全国的な動向を網羅しているわけではないようだが、一応の目安になるだろう。 藩校については、近年、基資料となってきた『日教育史資料』の批判的な検証が進められつつあり、また読書論・読者論の観点から庶民の読書傾向を探る試みも出て来ているという。 近世藩制・藩校大事典 作者: 大石学出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2006/

    学びて時にこれを習う(5) 藩校文庫とその行方 - みちくさのみち(旧)