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2015年4月4日のブックマーク (7件)

  • 特別編 金属活字のできるまで(株式会社モトヤ「活字資料館」見学会レポート): 文字の星屑1

    株式会社モトヤ「活字資料館」見学会 日時:2015年3月27日(金曜日)14:00-16:00 場所:株式会社モトヤ内「活字資料館」 プロローグ 学生時代に、『書体デザイン』(桑山弥三郎著、グラフィック社、1972年)を読んで以来、いつかモトヤでの活字製造工程を見学したいと思っていました。そのモトヤも、1996年7月31日をもって、創業以来75年間にわたって製造してきた金属活字から撤退してしまいました。 さいわいなことに株式会社モトヤ大阪社2階において、創業した1922年(大正11年)から1996年(平成8年)まで営んでいた金属活字の製造や組版作業の過程を、「活字資料館」として常設展示していることを知り、見学する機会を得ました。 2015年3月27日(金曜日)午後2時少し前、株式会社モトヤ大阪社を訪れました。 技術部次長の芳仲孝夫さんと、ベテランの霍田裕さんに案内していただきました。ま

    特別編 金属活字のできるまで(株式会社モトヤ「活字資料館」見学会レポート): 文字の星屑1
  • 上宮聖徳法王帝説より - 新小児科医のつぶやき

    ■どんなものか wikipediaから 原は残存しない。写は江戸時代末期まで法隆寺秘蔵物で天下の“孤”といわれた。後に知恩院に移されて現在は国宝である。この写の巻末に所有者だったと思える高僧(相慶・法隆寺五師の一人、12世紀後半の人物)の名が残されていることから、編者は法隆寺縁の高僧、内容から主な部分は弘仁年間(810年 - 824年)以降、延喜17年(917年以前には成立し、永承5年(1050年)までには現在の形となったとされる。 これまでほとんど世に知られていなかったが、写の近代史学の発展に伴い、官製の『古事記』や『日書紀』などの文献批判が行われ、書の内容が記紀以前の古い史料が基礎になっていると思量され、記紀を補完する信用度の高い古典として脚光を浴びてきた。 成立したのは先代旧事紀が出来た頃と同じぐらいのようです。記紀編纂時には、記紀編纂のために多くの資料が集められ、記

    上宮聖徳法王帝説より - 新小児科医のつぶやき
  • 「漢検」主催の公募論文に8年ぶりの最優秀受賞 京大医学部生が輝く

    漢字能力検定協会(京都市下京区)が3月、京都大学医学部医学科の5回生・西嶋佑太郎さんの論文を「漢字文化研究奨励賞」最優秀賞に選出し、同26日、授賞式を行った。 同賞は漢字文化に関わる分野の研究や調査に対して授与する賞で、今年で9年目。最優秀賞は初回以来「該当無し」が続いており、8年ぶりに受賞者が出た。医学部出身の受賞者は今回が初めて。 西嶋さんの論文のタイトルは、「日語医学用語の読みの多様性と標準化-楔(くさび)字を例に-」。論文では、医学用語の読み方が学科や専門によって異なる読み方をすることに着目。例えば「楔入圧」は、「せつにゅう」「きつにゅう」「けつにゅう」など、テキストによって異なる読み仮名が振ってあるという。論文ではこれまでの標準化への取り組みや、標準化が難しい現状とその背景についても触れる。選考委員からは、「医学界における用字用語の整理に関する重要な提言」「これ以上望めない完成

    「漢検」主催の公募論文に8年ぶりの最優秀受賞 京大医学部生が輝く
  • 研究会の感想(森田雅也) - 西鶴研究会

    江戸時代の浮世草子作者・井原西鶴を研究する「西鶴研究会」のブログです 西鶴研究会へのご連絡は こちらへメールでお願いします。 西鶴研究会・旧掲示板 西鶴研究会掲示板 ●西鶴研究会企画 『西鶴が語る江戸のミステリー―怪談・奇談集』(ぺりかん社、2004.4) 『西鶴が語る江戸のラブストーリー―恋愛奇談集』(ぺりかん社、2006.8) 『西鶴が語る江戸のダークサイド―暗黒奇談集』(ぺりかん社、2011.3) 『西鶴諸国はなし (三弥井古典文庫)』(三弥井書店、2009.3) ●浮世草子研究会との合同企画 篠原進・中嶋隆編『西鶴と浮世草子研究第一号 特集[メディア] 』(笠間書院、2006.6) 高田衛・有働裕・佐伯孝弘編『西鶴と浮世草子研究第二号 特集[怪異]』(笠間書院、2007.11) 谷脇理史・杉好伸・杉和寛編『西鶴と浮世草子研究第三号 特集[金銭]』(笠間書院、2010

  • クール・ジャパン、古典文学に源流 中沢新一さん : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    「古典文学にこそ、クール・ジャパンの源流がある」。多彩な執筆活動を続ける人類学者、思想家の中沢新一さん(64)が、『日文学の大地』(角川学芸出版)を出版した。 『万葉集』や『源氏物語』など自在に作品を論じ、改めて魅力を見直した。 「自然と文化が分離されないこと」。日の古典を生んだ心的空間の最大の特徴を著は、和歌などを例に挙げて説く。 <石走(いはばし)る垂水(たるみ)の上のさわらびの萌(も)え出(い)づる春になりにけるかも>志貴皇子(しきのみこ) 奈良時代の『万葉集』には、ほとばしる自然を詠むような和歌が収められる。鎌倉初期に編まれた『新古今和歌集』の藤原定家などの歌では、自然は意識的に操作して歌に取り込むようになる。日人と自然との一体感は、形を変えつつ保たれた。 「古典に描かれた心のあり方は、あと10年たてば日の主流になる」と、著者は言い切る。「東日大震災以降、若い人の心は揺

    クール・ジャパン、古典文学に源流 中沢新一さん : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 世界樹を買ってきたよ - Cask Strength

    世界樹を買ってきたよ! トネリコ。まあ、あの北欧神話の世界樹イグドラシルはセイヨウトネリコ(Ash)で、別の種のようですが・・・。 杖や槍(アキレスの槍。『イリアス』第16章)の材料になるような堅強な木。この子は華奢ですが、枝ぶりや葉がかわいいのです!この写真では立体感がうまく伝わらなくて当に申し訳ない。 そういえば、居大人もトネリコに関心があったようで、『玉勝間』(巻十三)に取り上げられています。 とねりこの木 とねりこの木といふ木、木の色いと白く、葉は榎の葉ににて、大木になる物なり、実は、かくの如き形にて、上の方は葉のやうにひら也、件の木、美濃国飯木村に多く有て、他村には無しと、同人いへり、飯木村は、此人の故郷也、多芸郡なり、 (『居宣長全集 第一巻』筑摩書房、1968年。396頁)ここの「同人」は田中道麻呂を指す。 地名「飯木」は「ハンノキ」とよむらしい。なるほど面白い。『類聚

    世界樹を買ってきたよ - Cask Strength
  • ブックレット『文学部の逆襲』: 忘却散人ブログ

    わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 2014年3月に名古屋大学で行われた公開シンポジウム「文学部の逆襲」が、ブックレットとなって登場した。 塩村耕編『文学部の逆襲』(風媒社、2015年3月、800円)。これ、どうか書店に平積みで置いてほしい。 1 人文学の活性化のために考えておくべきこと 多田一臣 2 サンスクリット古典学からの提案 和田壽弘 3 「廃墟」としての人文学 木俣元一 いずれも、「文学部」の意味を根源的に考えたものであり、しかも面白い。文学部の学問は、メタ学問的なところがある。つまり「学ぶとは何