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ブックマーク / xtech.nikkei.com (3,568)

  • デジタル庁の「事業所」データ整備事業が中断、目玉政策が実現困難と判明した経緯

    デジタル庁が目玉政策の1つに据える、法人や国土など公的データの整備事業。先行したはずの「事業所」のデータ整備が突然、中断に追い込まれた。公募していた入札途中の案件は取りやめ、既に開発したシステムは当面凍結される。原因は、行政分野ごとに「事業所」の概念が多様すぎると判明したからだ。分野を超えて事業所データを統合し多目的に使う政府構想は、簡単には実現できないと判断した。 「いったい何が起こった」─。 2022年3月下旬、デジタル庁からのシステム開発受託を狙っていたITベンダー各社は騒然となった。デジタル庁が存在意義をかけた目玉政策に関わるシステム調達案件の取りやめが、官報や電子調達システムで相次いで公表されたからだ。 注力してきた目玉政策とは、住民や法人、国土の情報など日の根幹をなす公的基礎情報を多目的に使えるようデータベース化する「ベース・レジストリ」の整備である。その中でも企業や団体など

    デジタル庁の「事業所」データ整備事業が中断、目玉政策が実現困難と判明した経緯
  • Pythonを活用してパケットを可視化、ネットワークの利用状況が一目瞭然

    今回は、Pktmonで取得したログファイルを自作のプログラムで分析する方法を紹介する。例えば可視化を考えてみよう。Wiresharkを使えばパケットの様々な情報を確認できる。しかしWiresharkの機能では取得できない情報を見たい場合もある。その場合、パケットキャプチャーソフトを自分でプログラミングできれば融通が利く。また取得したパケットに同じ分析を繰り返し適用したり、処理を自動化したりすることも可能だ。 Pythonの実行環境を導入 プログラミング言語の種類は多いが、ここでは人気のプログラミング言語である「Python」を使う。Pythonには、ネットワーク管理のためのライブラリーが多数用意されている。 まずWindows 10にPythonの実行環境をインストールする。PowerShellで「python」と入力してEnterキーを押す。Windows Storeが起動し、「Pyth

    Pythonを活用してパケットを可視化、ネットワークの利用状況が一目瞭然
  • AWS学習用RPG「AWS Cloud Quest」、クラウド初心者の記者が挑戦

    Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)が2022年3月に公開した「AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner」は、同社のパブリッククラウドであるAWSを対象としたゲーム形式のオンライン学習サービスだ。 学習者は自身の分身キャラクターである「アバター」となって、インターネット上に構築された3次元の仮想都市に入り込む。ITエンジニアとして街を歩き、ITの課題を抱える人々と出会い、AWSの各種ソリューションによって一つひとつ解決していく、というゲーム構成だ。学習者が課題をクリアしたりクイズに正解したりするたびに報酬をもらえるなどロールプレイングゲームRPG)仕立てになっている。AWSの基礎的な知識やノウハウをRPG形式で学べるという。

    AWS学習用RPG「AWS Cloud Quest」、クラウド初心者の記者が挑戦
  • NTTがAlNトランジスタ、SiCやGaN超えの超低損失パワーデバイスへ

    NTT2022年4月22日、窒化アルミニウム(AlN)トランジスタを開発したと発表した。AlNは、次世代パワーデバイスの材料として、NTTなど一部の研究所で基礎研究が進められている。物性上は炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)よりも損失が小さく耐圧が高いことから、高電圧で高効率な電源回路を形成できる。そのため、カーボンニュートラルとの親和性が高い。今回、NTTがAlNトランジスタを「世界で初めて」(NTT)開発したことで、AlNデバイスが実用化に向け一気に近づいた。 AlNは、伝導帯と価電子帯とのエネルギー差である「バンドギャップ」が6.0eVあり、シリコン(Si)の1.1eV、SiCの3.26eV、GaNの3.4eVなどと比べて非常に大きい。このことから、ダイヤモンド半導体などと共に「ウルトラワイドバンドギャップ半導体」の1つに数えられる。 バンドギャップが大きいため、絶縁破壊

    NTTがAlNトランジスタ、SiCやGaN超えの超低損失パワーデバイスへ
  • パソコン+iPadで作業効率が上がる、同時に使うメリットとは?

    パソコン+iPadで作業効率が大幅にアップする──そう聞くと「パソコンに外部ディスプレイをつなぐマルチディスプレイでもよいのでは?」と思う人も少なくないだろう。確かにそれも便利で、導入コストは低い。だが、iPadとパソコンなら、2つの異なる環境を同時に使えるのがポイントだ。 iPadは最強の周辺機器 まずパソコンの負荷が軽くなるので快適に使える。パソコンで書類を作りながらiPadPDFやWebページを閲覧したり、メールを書きながらスケジュールをチェックしたりするような作業に最適だ(図1)。

    パソコン+iPadで作業効率が上がる、同時に使うメリットとは?
  • ブラウザーの中に「偽ブラウザー」を表示、URLを確認しても防げないフィッシング

    だがWebブラウザーのセキュリティーは年々強化され、こういった手口はほとんど使えなくなった。このため前述のようにアドレスバーの表示を確認することが、偽サイトに誘導されないための有効な対策になっている。 今回「mr.d0x」を名乗るセキュリティー研究者が警鐘を鳴らすのは、Webブラウザーが表示するポップアップウインドウ(Webブラウザーウインドウ)である。Webブラウザーのアドレスバーではなく、ポップアップウインドウのアドレスバーを偽装する。アドレスバー付きのポップアップウインドウは「Webブラウザーが表示するWebブラウザー」といえるので、この手口はBrowser In The Browser(BITB)攻撃と名付けられた。 BITB攻撃の主な対象となるのは、ソーシャルログインのログイン画面である。ソーシャルログインとは、SNSのアカウントで別のWebサービスにログインできるようにする仕組

    ブラウザーの中に「偽ブラウザー」を表示、URLを確認しても防げないフィッシング
  • 東北大、IC設計データに紛れた不正機能を高速に検知する技術を開発

    東北大学は2022年4月13日、ICチップの設計データに紛れ込んだ不正機能を高速に検知する新技術を開発したと発表した。設計データの中に不正な回路を組み込んでおく「ハードウエアトロイ」を、数学的な手法を用いて網羅的に調べて検知できる。これまでは調べきれなかった大規模で複雑な設計データにも適用でき、不正行為を未然に防げると期待する。 東北大学教授の間尚文氏らが開発した技術は、ICチップの設計仕様と実際の設計データを数学的な手法を用いてそれぞれ簡単な表現に変換して比較するもの。来の仕様とは異なる回路構造が紛れ込んでいたときに、ハードウエアトロイの疑いがあると判断できる。今回は「グレブナー基底」と呼ぶ数学的な手法を使って、1対1の簡単な数学的な表現に変換することで、仕様と実データの等価性を調べられるようにした。 これまでICの機能を検証する場合、さまざまな入力を与えて仕様通りに動作するかを確認

    東北大、IC設計データに紛れた不正機能を高速に検知する技術を開発
  • PowerPointとTeamsを組み合わせてワンランク上のテレワークプレゼン

    Microsoft(マイクロソフト)のPowerPointとTeamsを組み合わせて、Web会議で「ライブプレゼンテーション」を利用できる。ライブプレゼンテーションはTeamsの画面共有と違い、PowerPointを起動せずにスライドを表示したり、視聴者にスライド部分だけを確認させたりできるので便利だ。テレワークなどでワンランク上のプレゼンを実現するツールなのでぜひ使ってみよう。 なお、連載ではMicrosoft 365 Business Standardのプランで、動作を確認している。Officeのバージョンや仕様変更、ユーザー環境によっては、ここで説明する機能が使えない場合や画面が異なる場合がある。 TeamsでWeb会議中にライブプレゼンテーションを実行 ライブプレゼンテーションはPowerPointの機能で、URLやQRコードなどを使って視聴者のWebブラウザーなどにスライドを

    PowerPointとTeamsを組み合わせてワンランク上のテレワークプレゼン
  • VSCodeの拡張機能が役立つ、ごちゃごちゃのPythonコードを整理する必殺技

    人工知能AI)の開発に重要な役割を果たすのが「データ」だ。注目のプログラミング言語「Python」と開発環境「Visual Studio Code(VSCode)」を使ってデータの加工や分析を行う方法を解説する。 【応用編】コードを整理する データ分析の作業でJupyterを使うと、一部のコードを何度も修正して試したり、途中にコードを追加して実行したりできるので、とても便利です。一方、あとで改めて実行し直そうとしたときに、無駄なコードが残ったままで、実行に時間がかかってしまうこともあります。 この問題を助けてくれる、VSCodeのJupyter用拡張機能である「Gather」を紹介します。 拡張機能「Gather」 Gatherは、ボタン1つでノートブックのセルの実行結果を解析します。そして、その実行結果を出すのに必要なコードだけを集めて新しいノートブックにコピーします。つまり、散らかっ

    VSCodeの拡張機能が役立つ、ごちゃごちゃのPythonコードを整理する必殺技
  • みずほ銀行システム障害多発の背景にある「もうからない業務」

    日経コンピュータによる書籍『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』(日経BP)が2022年3月17日に発売される。2021年2月からの12カ月間に11回ものシステム障害を発生させたみずほ銀行。一連の障害の原因や背景を、日経コンピュータが全力で検証・解説した書籍だ。みずほ銀行の障害多発は大きな社会的混乱と批判を招いたが、同行には同情すべき点もある。書のメインライター中田敦が執筆中にそれに気づいたある出来事とは……。(技術メディアユニットクロスメディア編集部) みずほ銀行で勘定系システムの刷新が難航したり、刷新後もシステム障害が多発した背景には、勘定系システムの収益源である個人や中小企業相手のビジネスが近年、もうかりにくくなっているという事情があった。筆者、つまりは日経コンピュータの中田は『ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告』(以下、書)を執筆中の2022

    みずほ銀行システム障害多発の背景にある「もうからない業務」
  • 「USBメモリー」の罠に気をつけろ

    米連邦捜査局(FBI▼)は2022年1月6日(米国時間)、重要インフラ事業者などに対して、USBメモリーなどのUSBデバイスを使ったサイバー攻撃が確認されているとして注意を呼びかけた。 攻撃者は、米保健福祉省(HHS▼)や米アマゾン・ドット・コムなどを装って、細工を施したUSBデバイスを企業や組織に郵送している。2021年8月には運輸および保険業界の企業、11月には防衛産業企業に送られてきた。 受け取った人がそのUSBデバイスをパソコンに接続すると、ランサムウエアなどのマルウエアに感染する。ポイントは、パソコンに接続するだけで被害に遭うこと。USBデバイス自体に細工が施されているためだ。 しかも、思わず接続してしまうような工夫も凝らされている。一体、どのような手口なのだろうか。 USBデバイスの動作を書き換える 今回警告されたような、細工を施したUSBデバイスを使うサイバー攻撃は「BadU

    「USBメモリー」の罠に気をつけろ
  • 日常生活で耳が聞こえづらい人向け、聴力強化イヤホン「Jabra Enhance」の実力

    GNオーディオジャパンが補聴器を手掛けるGNヒアリングジャパンと開発した「Jabra Enhance(ジャブラ エンハンス)」は、聴力強化機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン型のデバイスだ。軽度難聴者向けの補聴器として管理医療機器の認証を受けているのが特徴で、GNヒアリングジャパンが2022年2月から販売している。40歳から60歳ぐらいの年代で、格的な補聴器を使うほどではないが日常生活で耳が聞こえづらいと感じることがある人をターゲットにしているという。

    日常生活で耳が聞こえづらい人向け、聴力強化イヤホン「Jabra Enhance」の実力
  • 耳を塞がないソニーのワイヤレスイヤホン「LinkBuds」、ヒアラブルに慎重な理由

    ソニーは2022年2月16日、新しいコンセプトのワイヤレスイヤホン「LinkBuds(リンクバッズ)」を発表した。耳に挿入する部分に穴が開いており、イヤホンからの音と周囲の音を同時に聞けるのが特徴だ。それを生かして米Niantic(ナイアンティック)や米Microsoft(マイクロソフト)などと連携し、音のAR(拡張現実)を実現するヒアラブルデバイスとしての取り組みも打ち出している。ただ、発表内容からはヒアラブルデバイスとして展開することに、ソニーが慎重になっている様子も見られた。なぜだろうか。 ソニーが発表した「LinkBuds」は、リング型のドライバーユニットを搭載することで、外の音を聞きつつ、高音質で音楽を楽しめる仕組みを実現した 音楽を楽しみながら周囲の音も聞けるイヤホン 音楽を聴くイヤホンといえばかつては有線のものが当たり前だったが、ここ数年のうちにワイヤレスイヤホンの種類が増え

    耳を塞がないソニーのワイヤレスイヤホン「LinkBuds」、ヒアラブルに慎重な理由
  • 機械学習モデルはSQLで作る、DXで存在感増すデータベース3つの新常識

    今回はクラウドにデータベースを新たに構築したり、移行する際に知っておくべき、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代のデータベースの「新常識」を3つ紹介しよう。 DXの要請から素早い環境変化に対応するために進むクラウド活用。データベースもクラウドでの構築がスタンダードになりつつある。DXの進展でデータベースに対して、これまでより高い次元の要件が求められてきた。 その1つが、収集するデータや分析・利用形態の多様化だ。例えば小売業などでは、従来の顧客や売り上げのデータをベースに、天候や気温、交通情報、店舗近隣のイベント情報などさまざまなデータを組み合わせて分析したいとのニーズが高まっている。分析結果を迅速な予測に生かしたいとなれば、発生してからタイムラグのないデータの取得も求められる。 高度化する要件に応えるため、データベースは進化を続けている。その結果、データベースにも新たな常識が生まれ

    機械学習モデルはSQLで作る、DXで存在感増すデータベース3つの新常識
  • オンラインホワイトボードに熱視線、「テレワークで意思疎通が困難」の解決法とは

    新型コロナウイルス対策としてテレワークの普及が進む中、仮想的なホワイトボードを使いながらコミュニケーションが取れるオンラインホワイトボードサービスに注目が集まっている。オンラインホワイトボードサービスには米国・オランダに拠地を置くMiro(ミロ)が提供するサービス「Miro」、米Lucidの「Lucidspark」、グッドパッチの「Strap」などがある。Microsoft 365や、Google WorkspaceといったSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)でも同様の機能を提供している。 オンラインホワイトボードサービスは、複数のインターネット利用者が同一の仮想的なホワイトボードを共有したうえで、マウスなどを使ってボード上に図を描いたり、テキストデータを入力したりできるサービスだ。図やテキストの配置も、画面上に表示された編集用のアイコンをマウスで選んでから位置を指定するといった

    オンラインホワイトボードに熱視線、「テレワークで意思疎通が困難」の解決法とは
  • Firefoxのハングアップ障害、悪いのはグーグル?それとも「例の問題」か

    インターネットの情報にアクセスするために欠かせないアプリケーションがWebブラウザーだ。現在は、米Googleグーグル)が提供する「Chrome」が最もシェアが高く、Windowsが標準搭載するChromeベースの「Edge」もシェアを伸ばしている。米Mozilla Foundation(モジラ財団)傘下の米Mozilla Corporation(以下、Mozilla)が開発する「Firefox」は、シェアではこれらに及ばないものの、よく使われているブラウザーの1つだ。 ところが2022年1月13日、多くのユーザーのFirefoxに不具合が発生した。SNS(交流サイト)上で「Firefoxがハングアップしてインターネットにつながらない」とする報告が相次いだのだ。そうしたケースでは、タスクを強制終了させたりパソコンを再起動したりしても問題を解決できないことが多かった。 関連記事: 「Fir

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  • ソフト開発だけじゃない、日常業務に役立つVSCode活用術

    「Visual Studio Code」(VSCode)はMicrosoftが開発している高機能コードエディターです。今回は、プログラミング以外の作業や業務も助けてくれる拡張機能を紹介します(表5)。VSCodeはコードエディターですが、できることは幅広いので、開発以外の業務にも活用してみてはいかがでしょうか。

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  • Pythonの波に飲み込まれたRuby、日本のケータイ敗戦との共通点

    プログラミングの学習を始めようとする人がする定番の質問がある。「どのプログラミング言語を選べばいいか」というものだ。 私はこのコラムで以前、JavaScriptからプログラミングを始めてはどうかと書いた。JavaScriptはWebブラウザーさえあれば動作するからだ。例えば「Chrome」であれば、F12キーを押して「Console」タブを選ぶだけで、JavaScriptの対話実行環境を利用できる。 関連記事: 保存していないクレジットカード情報が漏洩する謎、鍵はあのプログラミング言語 もっとも、JavaScriptは最初に学ぶ言語としては少し癖が強いとも感じている。どちらかというと、2番目か3番目に学ぶことで視野が広がるタイプの言語ではないだろうか。 私が初心者に勧めるとしたら候補は2つある。「Ruby」と「Python」だ。 私がRubyを勧める理由は、「プログラミングの楽しさ」を体験

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  • テレワーク利用率と緊急事態宣言の「新法則」が見えてきた、最新調査で判明

    新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための緊急事態宣言が2021年9月末に全面解除されてから1カ月超、人々の移動や経済活動が活発になる中で、ビジネスパーソンの在宅勤務にはどんな変化が起こっているのか――。2020年4月から定期的に実施してきたテレワーク調査の最新結果を見ると、新たな傾向が浮かび上がってきた。 日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボは「働き方改革に関する動向・意識調査」を2020年春から定期的に実施しており、2021年10月に最新の4回目を実施した。2021年7~9月(一部地域は8~9月)における緊急事態宣言(まん延防止等重点措置を含む、以下同)の最中と、10月以降の宣言解除後について、在宅勤務の実施状況などを聞いた。 まずは9月まで(緊急事態宣言中)の結果を見てみる。「直近1カ月において、あなたはテレワークを利用して職場(派遣・常駐先を含む)以外でどの程度働きました

    テレワーク利用率と緊急事態宣言の「新法則」が見えてきた、最新調査で判明
  • テレワーク「劣等生」はあの役職とあの年代、ダントツに低い利用率

    テレワークに最も積極的なのは役職別では課長クラス、年代別だと40代、勤め先の規模は超大企業――。テレワークの実態を探る最新調査で、こんな傾向が分かった。回答者の役職と年代、勤め先の規模別に分析した結果からは、「やはり」と言えそうな課題も浮かび上がった。 最新の調査「働き方改革に関する動向・意識調査」は日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが2020年春から定期的に実施しており、2021年10月に最新の4回目を実施した。2021年7~9月(一部地域は8~9月)における緊急事態宣言(まん延防止等重点措置を含む、以下同)の最中と、10月以降の宣言解除後について、在宅勤務の実施状況などを聞いた。 緊急事態宣言の最中(7~9月)、週3日以上テレワークした人の割合は54.0%だった。宣言が全面解除された10月以降は40.8%と13.2ポイント下がった。この結果は、前回記事で紹介したとおりである

    テレワーク「劣等生」はあの役職とあの年代、ダントツに低い利用率