ドイツのドレスデン(Dresden)にあるドイツ衛生博物館(Deutsches Hygiene Museum)で行われた作品展「Glueck - Welches Glueck」で展示された人間の脳の神経経路の模型(2008年3月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/DDP/NORBERT MILLAUER 【10月17日 AFP】米国の科学者らは15日、たった1つの脳細胞が、まひした筋肉の随意運動を回復するとの研究報告を発表した。 脊髄(せきずい)の損傷や脳梗塞(こうそく)によるまひの新たな治療実験で、サルが1つの脳細胞を利用して、薬物によって動かなくなった筋肉を数分で動かすことができたという。 人間の脳には1000億の神経細胞があるが、今回の研究は、それらの細胞が行うことのできる仕事には、思いもよらない幅広い柔軟性があると指摘している。 論文の主執筆者であるワシントン大学(Universi