結婚していない日本人の父親と外国人の母親との間に生まれた子どもでも、父親の認知があれば婚姻要件なしで日本国籍を取得できるとした国籍法改正案が、四日の参院法務委員会で全会一致で可決しました。 同改正案は、六月四日の最高裁の違憲判決を受けて提出されたものです。 法案採決後、自民、民主、公明各党の共同提案で、偽装認知の防止策を主な内容とする付帯決議案が提案され、三党の賛成多数で可決されました。 日本共産党は、付帯決議案に反対しました。それは、偽装認知や不法な国籍取得をただすべきは当然ですが、婚姻要件の削除とは別の問題であること、付帯決議のように、あえて関連付ければ、保護されるべき子どもに新たなハードルをもうけてしまい、逆に真実の認知の保護を損なう恐れを生じかねないという立場からです。
「ずーっと同じことしか言ってない」 5日の首相2008年12月5日20時48分印刷ソーシャルブックマーク 【雇用対策】 ――よろしくお願いします。 「(代表質問の記者に)今朝(自宅周辺でのウオーキングの際)いたね。おう、お疲れさん。はい」 ――雇用対策について、与党PTが2兆円規模の雇用対策を新たにまとめ、先ほど総理のところにも報告があったと思うが、この案の受け止めと、政府与党としての正式な案についてはいつまでにまとめるか。 「これは今日、あの、なに、政府に、政府じゃなくて、政府として与党にお願いしていたものを今日、なに、答、答申を頂いたところです。これは今から政府として検討させて頂きたいと思ってます」 ――いつぐらいまでか。 「予算編成のときと重なりますんで」 【たばこ税引き上げ】 ――たばこ税について、舛添厚労相が社会保障の安定的な財源を確保するために、中川財務相にたばこ税の税率の引き
早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。 沢山のコメントを頂戴している。 このブログにコメントを寄せれば、誰か国会議員の秘書なり議員本人が目にしてくれるかも知れない。 そんな期待を持って実に建設的な提言をされている方がおられる。 そういう人の意見が、埋没しないことを願っている。 丁寧にこのブログを追えば、私が文章にできなかった部分が浮き上がってくるはずだ。 行間を読む。 そういうことも、慣れれば出来るはずだ。 眼光紙背に徹する。 そういう言葉もある。 相手の立場に立って、文書を何度も読むと、そういうことが見えてくる時がある。 平沼さんの
今年5月の福田前内閣の「2009年度からの一般財源化」の閣議決定が、ひっくり返されるのかどうか、内閣は、はっきり見解を示す必要がある。 下記の朝日新聞社説に書いているように、「そもそも一般財源化の方針は、この春のガソリン税の暫定税率や、道路予算のずさんな使い方をめぐる国会攻防を経て、福田前首相が決断したものだ。来年度から全額、何にでも使える一般財源化にすると閣議決定した」を、ひっくり返したのか、そうではないのか。 「生活者財源」として、一部でも高齢者医療や少子化対策につかうことができるのか、できないのか。内閣の見解が問われる。経済財政諮問会議の見解も聞いてみたい。(12月5日記) (参照記事)朝日新聞社説「道路予算」「幻と消える一般財源化」 「道路特定財源の一般財源化に絡んで、『地域活力基盤創造交付金』という長い名前の新しい交付金が誕生することになりそうだ。一般財源化の具体像を検討していた
衆議院沖縄県第4区から、政策、活動などの情報を発信します。選出議員は衆議院議員ズケラン チョービン(瑞慶覧 長敏)。 4区とは、那覇市以外の沖縄本島南部および宮古・八重山地域の下記市町村が含まれる衆議院の小選挙区です。〔豊見城市,糸満市,南城市,南風原町,八重瀬町,与那原町,宮古島市,多良間村,石垣市,竹富町,与那国町〕。 公式HPは【http://www.chobin.jp】 11月7日に開催されたチョービン激励パーティーには、沢山のご参加をいただき誠に有難うございました。ご報告が大変遅くなりましたが、今回も沢山の画像を交えてご紹介いたします。 皆様の暖かなご支持・ご声援がチョービンの力になり、励みとなります。チョービンは現状打破のために益々精進をし、すべての人が楽しく暮らせる社会を築き上げるべく取り組む決意を表明しました。 まずは山内俊光共同代表(元与那原町長)による開会のあいさつで始
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 ホームレスに「名古屋行って」 周辺自治体、苦渋 2008年12月5日 夕刊 解雇で寮を追われ、ホームレスになった派遣社員の人たちが、愛知県内外の各自治体窓口へ相談に訪れた際、「名古屋市に行けばいい」と電車の切符を渡され、名古屋市へ転送されるケースが増えていることが分かった。ホームレス受け入れ施設があるのは愛知県内では名古屋市しかないためだが、市は「たらい回しだ。自分のところで対応して」といらだちを隠せず、県を通じて各自治体に抗議している。 市の臨時調査によると、先月17日からの10日間に各区役所を訪れ、「職と家がない」などと相談したのは32人で、「トヨタ・ショックの影響があり増えている」(市保護課)。このうち6人が直前まで県内の市に住み、各自治体から切符を支給されて名古屋入り。うち2人は自分の意思で名古屋を目指したが、残りは
米国で「ハネムーン期間」と呼ばれる政権発足100日にもならないうちに、迷走を重ねている麻生政権。2009年度予算編成の基本方針をめぐって財政健全化路線からの転換を図る過程でも、政府・与党の機能不全は続いた。原因は麻生太郎首相自身の発言にもあるが、調整役不在によることは明らかだ。 (清水俊介)◆引き立て役 「本格的に政権運営やることになっちゃったからね」。与党幹部はこう漏らす。 今の内閣と自民党執行部の顔触れは、首相が、就任直後の衆院解散・総選挙を前提として選んだ陣容だ。内閣では「選挙の顔」となる首相さえ目立てばいい。 細田博之幹事長も河村建夫官房長官も「首相の引き立て役となる、地味で軽量級人事」とやゆされた。首相は、組閣直後は初入閣の閣僚に「これで選挙を頑張れ」とささやいたほどだ。 本来、縁の下の支え役になるはずの側近は、中川昭一財務相、甘利明行革担当相のように花形ポストに就いた。自民党の
1955年の結党以来、合わせて52年間余も政権を担ってきた自民党にいったい何が起きているのか。いまや自立歩行さえおぼつかなく見える。 「国難」のとき、かつての自民党なら求心力が働き、負った傷を自己治癒して権力を維持した。いま、この党に作用しているのは遠心力にほかならない。 「麻生太郎首相では次の衆院選は戦えない」。こんな重苦しい空気が党全体を覆っている。 いまだに景気対策なのか生活支援なのかが不鮮明な定額給付金。「道路族」の顔色を伺いながら首相の言葉が揺れ動いた道路特定財源の一般財源化。 来年度予算編成では歳出削減路線の転換を決めるまで党内が迷走。「解散より政策」と言いつつ第二次補正予算案の提出を年明けの通常国会に先延ばしする首相の「景気対策」は思いのほか風当たりが強い。 「いったい誰が政策を決めるのか」。与党内ではこんな言葉が飛び交う。一連の失言や迷言も加わり、首相の存在感に赤
改正国籍法が成立 国民新・新党日本は反対2008年12月5日11時51分印刷ソーシャルブックマーク 結婚していない日本人の父親と外国人の母親との間に生まれ、生後に認知された婚外子にも日本国籍を認める改正国籍法が5日、参院本会議で与党と民主、共産、社民各党などの賛成多数で可決、成立した。偽装認知への対策が不十分などとの立場から、国民新党と新党日本、無所属の計9人が反対し、自民党の有村治子、衛藤晟一、山東昭子の3氏が棄権した。 両親の未婚を理由に日本国籍を認めないのは「不合理な差別で違憲」とした6月の最高裁判決をふまえ、政府が11月に改正案を提出。自民、民主両党が早期成立で合意していたこともあり、衆参両院での実質審議は計3日というスピード成立となった。 審議中に与野党内で偽装認知への懸念が高まり、4日の参院法務委員会では改正案とともに付帯決議案も可決。半年ごとの国会への報告、父子関係を確認する
政府・与党は四日、自動車の重さに応じて課税する自動車重量税を来年四月から、時限的に減税することで合意した。車を買う際にかかる自動車取得税も軽減の方向で調整。減税規模や対象車種などは来週、与党の税制協議で詰める。
有田芳生の『酔醒漫録』 ジャーナリスト、新党日本の副代表として挑む日本の根本的転換。その眼から見た日々の雑感を綴ります。「酔醒」は中国の「梁書」にある「酒を飲むこと能はざるも、賓客交遊を好む。終日獻酬して、其の酔醒を同にす」から取りました。 12月4日(木) 日本の「国家」モラルを崩壊する「国籍法」改悪。大政翼賛「無意識・無認識」与野党が思考停止で進める法案に対して田中康夫代表が、反対の論陣を広めつつ、世論を喚起してきた。在野にあるゆえにもどかしくも板橋の路地で悪政の深化を訴えるのみ。あまたの政治家はひどい感性だなと呆れるばかり。国籍がかくも容易に獲得できるなら、そこに犯罪組織が関与することは時間の問題。事件や事故が起こらない限りいつものように行政は動かない。この国政法「改正」を認めれば、悲惨な事件がそう遠くないうちに必ず起きる。そのモラル破壊の悪法が5日に参議院で採決される。麻生首相の悲
新自由主義か社民主義かという議論は、正直空振りにあることが多い。なんやかんや、日本で常に支持されているベタな考えは「税金の無駄遣いをやめて、その分で社会保障を充実」という思想だからだ。これは55年体制時代から、現在まで何ら変わっていないということをこの頃痛感する。 55年体制というのは、公共事業型「大きな政府」の自民党と、社会福祉型「大きな政府」の社会党という対立構造であった。社会党は既に大きな政府である現状で更に大きな政府にするための「増税」を謳うことはなく、基本的に「税金の使い道を変える」ことを主張し、政府の増税策に対しては常に反対する立場を取ってきた。これについては共産党の同様の立場であった。 80年代末に、保守政治家の中から「税金の無駄遣いを止める」というような税金の使い道を変える議論が盛んに為されるようになった。その中で起きたのが自民党の分裂と新生党、新党さきがけ、日本新党の誕生
首相、最近やけに親しげ 記者ぶら下がりでこわもて封印2008年12月5日3時0分印刷ソーシャルブックマーク ぶら下がり取材で、記者の質問に答える麻生首相=3日、首相官邸、河合博司撮影 記者の携帯電話を手に取ったり、顔を近づけたり……。麻生首相が首相番記者を相手に行う「ぶら下がり取材」で、うち解けた様子を見せ始めた。失言を連発して以降、続いていた硬い表情が一変、まずは、身近な担当記者に親しみやすさをアピールしているのかもしれない。 「赤いな」。4日昼、番記者の前に現れた首相は、記者が首から下げていた携帯電話を手に取り、つぶやいた。3日夜には質問を打ち切って立ち去ろうとしたところを、記者から「総理、クラスター爆弾」と呼び止められると振り返った。記者の腕をつかんで顔をのぞき込むと、そのまま「一番最初に聞いてほしかった」と白い歯をみせた。 首相は就任直後から、硬い表情で番記者に逆質問を連発。「答え
<< 前の記事 | トップページ | 2008年12月04日 (木)時論公論 「何のための道路財源改革か」 (金子キャスター) ニュース解説、時論公論です。道路財源について検討して来た自民党の作業チームは、一般財源化される中から、地方に1兆円の新たな交付金を配分するとした具体案をまとめました。一般財源化の本来の狙いはどうなったのか。影山解説委員がお伝えします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今晩は。道路特定財源を、使い道を定めない一般財源に切り変えることは、小泉政権でも出来なかった大仕事でした。通常国会でのガソリンの暫定税率をめぐる与野党の激しい対立と、その中で明らかになった税金の無駄使い。これが当時の福田総理大臣の決断につながりました。しかし、与党内の根回し抜きで行われた唐突な決断だったため、麻生政権に引き継がれた一般財源化の具体案作りは、こ
「KY首相」――。 週刊誌などが麻生首相をこう呼び始めたのは、首相が「未曽有(みぞう)」を「みぞうゆう」などと漢字の誤読を連発した11月中旬からだ。本来の「空気(K)が読(Y)めない」に、「漢字が読めない」をひっかけた呼び名だ。 自民党職員は嘆く。 「あれで『何だ、漢字も読めないのか』というふうに、麻生さんの首相としての資質を疑問視する雰囲気が生まれてしまった」 漢字の誤読を機に首相をからかう風潮が広がり、別の「KY」の冠をつける呼び方も出始める。「解散もやれない」「経済がよくわからない」……。 「(医師は)社会的常識が、かなり欠けている人が多い」との首相の失言に対し、日本医師会の中川俊男常任理事は3日の記者会見で語った。 「首相はKY。国民感情が読めない。医療関係者は本当に怒ってますよ」 ◆統治能力◆ 首相の「統治能力」を疑問視する声も増えた。 11月下旬、国会内の自民党控室を訪れた公明
これまで自民党の支持基盤とされてきた農林業の関連団体が、民主党に接触し始めた。2日には林業関係団体の会合に民主党幹部が初めて出席して政策を訴えた。団体側には次期衆院選での政権交代をにらみ、自民、民主両党を両てんびんにかける狙いがあると見られるが、自民党は支持団体の「心変わり」に警戒感を強めている。 「自民党を凌駕(りょうが)する施策を打ち出す」。鳩山由紀夫幹事長は2日、東京都内で開かれた森林・林業振興全国大会で、麻生太郎首相、石破茂農相に続いてあいさつ。マニフェストに盛り込んだ農業者戸別所得補償制度を引き合いに出し「林業にも直接支払制度を創設したい」とアピールした。 鳩山氏の出席は、団体幹部が親交のある民主党議員に「首相が来るが、民主党は誰も来なくていいのか」と連絡し、急きょ決まった。この議員は「あいさつに呼ばれるのは初めて。『自民党では駄目だ』という風潮の表れだ」と話す。 ◇自民党に危機
最新の政治の動きや注目選挙の動向・結果などをわかりやすくお届け。 2024/3/10 11:30 更新
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【2区立候補予定者】 笹川 尭(72) 党総務会長 自現 石関 貴史(36) 元党国対役員 民現 ◎決戦は伊勢崎 「接戦になると面白いだろう。興奮するね。やりがいがあるよ。こっちが苦しいときは、向こうも苦しいんだ」 自民の笹川尭氏は十九日に桐生市内で開いた後援会の役員会終了後、記者団に冗談交じりに語った。県内で唯一の現職同士の対決だけに「最も厳しい選挙区」と引き締める。 郵政民営化が争点となった前回二〇〇五年の選挙で自民は大勝したが、笹川氏は石関貴史氏に千四百票差の辛勝だった。地元桐生市では三千七百票余り上回ったものの、最大の票田の伊勢崎市で約六千四百の差をつけられた。 これを踏まえ支援県議らは「都市対抗戦に持ち込ませてはいけない」と警戒。「決戦の地は伊勢崎」を合言葉に陣立てを進める。十八日に伊勢崎市内で開いた2区正副支部長会議で立ち上げた選対本部には、来年一月に行われる伊勢崎市
森山氏 西川氏 自民公認争う 福田氏 支持固め着々 塩谷町で27日開かれた福田知事の同町後援会の設立総会。森山真弓氏(80)と西川公也氏(65)の自民両現職が顔をそろえた。 先にあいさつに立ったのは森山氏。11月16日投票の知事選で福田知事への支援を呼びかけた後、「その前後に国政の選挙もあるかもしれませんが、それはその時に、また別なお願いを致します」とさりげなく付け加えた。 続いて登壇した西川氏は、国政報告会さながらに、米価や肥料・飼料高などの農業問題に対する国の支援策の説明に大半を費やし、最後に「選挙よろしくお願いします」と訴えた。知事の集会に便乗した両氏だが、そこには対抗意識がにじんで見えた。 前回同様、自民、民主の一騎打ちとなる見通しの2区で当面の焦点は、未決着の自民党現職2人の公認問題だ。森山氏は「年齢」で、西川氏は「比例選単独の回数制限」で党の内規にひっかかる。このため、内規上は
「よろしくお願いします」 6日午前6時半、水戸市内の国道交差点には、雨がっぱ姿でなりふり構わず手を振り続ける自民党現職の赤城徳彦(49)がいた。圧勝続きの赤城にとって、選挙期間中以外につじ立ちするのは、この日が初めてだった。 自民党への逆風に加え、事務所費問題による農相更迭、「ばんそうこう問題」のイメージを引きずり、取り巻く情勢はこれまでとは明らかに異なる。 9月29日、水戸市内で開かれた後援会の酒席では、支持者から「真剣さを一生懸命伝えないと負けてしまう」との声が飛んだ。本来の地盤である筑西市などに比べると、小選挙区になって運動を始めた大票田・水戸市は組織が強くない。浮動票を取り込む戦いにも危機感が募る。 家族総出で選挙区全域の支持者宅を1日70〜80軒回ったり、各地で後援会や農業関係者など支持組織の集会を開き、地道に政策を訴えて組織引き締めをはかる。ただし、有権者の反応はこれまでになく
◆7区 社民が擁立見送りへ 大前 繁雄66自現(2) 学校法人理事長 石井登志郎37民新 <元>参院議員秘書 平野 貞雄52共新 <元>芦屋市議 前回も対決した自民現職の大前繁雄氏と民主新顔の石井登志郎氏の戦いに、共産新顔の平野貞雄氏が加わる。前回は候補を立てた社民は、土井たか子前党首の地盤だが、今回は擁立を見送る方針だ。 前回14万6千票を集めた大前氏は基礎票を固める地道な活動を展開。週末は展覧会やスポーツ大会など地域の催しをはしごし、3月からは小学校区ごとに講演会を開いている。地元の西宮市だけではなく芦屋市での後援会の組織率も高めてきた。 石井氏は前回の9万6千票からの上積みを狙う。駅前や商業施設、住宅地での街頭活動で知名度の浸透に余念がない。自ら自転車に乗って「若さ」をアピール。公認候補が前回2万6千票を得た社民支持層の取り込みも目指している。
「宮島大逆転」。民主党元議員・宮島大典のポスター。握り拳で口を固く結ぶ写真の横で躍る大きな文字に、返り咲きへの思いがにじむ。 1998年の衆院補選で自民党公認として初当選したが、2000年に落選。それから8年が過ぎ、「背水の陣」で臨む今回、思わぬチャンスが転がり込んだ。 社民党県連合が公認擁立を断念し、宮島への支持を打ち出したからだ。前回獲得した約6万7000票に、社民党候補の約2万7000票を加えると、自民党現職・北村誠吾との差は3000票に満たない。前回の「小泉劇場」による自民への追い風を勘案すれば、「大逆転」も射程内というのが宮島側の目算だ。 社民党支持労組の佐世保地区労は4日の定期大会で、宮島の推薦を全会一致で決めた。同党県連合幹事長の吉村庄二は「選挙区で民主党候補を国会に送ることが私たちの責任」とあいさつ。推薦状を受け取った宮島は「皆さんの力で国政に上げていただきたい」と口元を引
自民党総裁選当日の9月22日朝。長崎市の郊外、川平町の道路沿いに、同党現職・冨岡勉の姿があった。「長崎のまちを再生させます」。黄色のポロシャツに黒のスラックス姿。通勤中のドライバーやバスに向かって懸命に訴えていた。 2003年の県議選で敗北し、初陣となった05年の衆院選で比例復活当選。擁立は公示の17日前という超短期決戦だったが、「小泉劇場」の追い風を受け、民主党現職・高木義明に約8000票差に迫った。 医師連盟や経済団体などを中心にした支持固めはこの3年間で格段に進んだ。労働組合など強固な支持基盤を持つ高木に対し、「組織票は7、8万票で互角」と自信をのぞかせる。「ただ、それだけでは勝てない。無党派層獲得のためもっと多くの人とつながらなければ」。そんな思いから、週明けの早朝に辻立ちをしてから上京するのが習慣になっている。 今月5日に長崎市で開かれた同党県連の拡大選対委員会。登壇した高木は「
「政治をするのがばかばかしくなった。次の選挙には出ない」。自民党総裁選が行われた9月22日午後。同党現職で県連会長でもある谷川弥一が突如、引退を表明し、周囲を慌てさせた。 翌23日、大村市の旅館で開いた後援会の会合で、支援者や久間章生・元防衛相らに強く慰留され、「イバラの道だが、頑張る」と翻意した。 谷川の胸には、ぬぐいがたいわだかまりがある。 「自民党が進めた構造改革で地域間格差が広がり、過疎化の進む離島の多い長崎3区が最も痛い目に遭っている。燃油高騰対策など地元のための政策に取り組んできたのに、一向に評価されない」 1時間に及ぶ会合を終え、地方議員や支持者ら約80人でシュプレヒコール。長崎1区から出馬する現職の冨岡勉(比例九州)は「雨降って地固まる、だな」と胸をなで下ろしたが、「最初から辞める気なんてない。目立ちたいだけ。支援者に失礼だ」と憤る自民党県議もいた。 「やられた。谷川さんの
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