防衛省近畿中部防衛局が発注した施設工事をめぐる官製談合事件で、顧問が逮捕された建設会社「アイサワ工業」(岡山市、資本金15億5千万円)が、自民党の逢沢一郎衆院議員が代表の自民党岡山県第1選挙区支部に2018年からの3年間で計1350万円を献金していたことが13日、政治資金収支報告書から分かりました。(「政治とカネ」取材班) 逢沢議員の資産等報告書などによると、同氏はアイサワ工業の株を15・1%(275万2779株)保有する大株主です。同社は公共事業を多く受注しており、献金は税金が還流した形となります。 政治資金収支報告書によると、自民党岡山県第1選挙区支部は、アイサワ工業から18~20年の3年間で毎年450万円、合計1350万円の献金を受け取っています。近年では、一企業からこれだけ多額の献金を継続的に受けている政治団体はまれです。 この事件では、近畿中部防衛局が20年11月に発注した航空自