野田政権が発足して1カ月。民主党内では、東日本大震災の復興増税をめぐって対立が激化するなど、まだ足元が定まらない印象が強い。どじょう首相のかじ取りは大丈夫か。東京・浅草の京料理店に民主党執行部の中枢にいる城島光力幹事長代理を訪ねると「理屈っぽい民主党が成長するためには、輿石東幹事長のような素材の良さを生かせるシェフのような人が必要なんだ」との意味深な答えが返ってきた。 やってきたのは浅草・雷門近くの小路にある「京料理 よこい」。オーナーシェフの横井清さんは、「料理の鉄人」で有名な道場六三郎さんと兄弟弟子で、日本テレビ「おもいっきりテレビ」など数々のテレビ番組で腕をふるった実力派だ。 朝一番の新幹線で関西に行って旬の産物を仕入れ、昼に東京に戻るという横井さん。いきなりですいませんが、一皿目に出てきた「秋のおばんざい」に盛られた「松茸すし」の香りや食感といったら・・・。お吸い物の春菊は、わざわ