児童養護施設の団体などから批判されている日本テレビ系連続ドラマ「明日、ママがいない」の第3話が29日夜に放送され、スポンサー8社がすべてCM放送を見合わせた影響で、番組の前半はすべてACジャパンの公共CMに差し替えられた。内容は、日本骨髄バンクや日本臓器移植ネットワークなどの活動についての啓発。後半は日テレの番組宣伝も交えつつ、製薬会社や不動産賃貸会社などのCMも流れた。 CMには特定の番組や時間帯に放送される「タイムCM」と、時間帯に関係なく流される「スポットCM」とがあり、後半で放送されたのはスポットCMとみられる。 第3話は、舞台となる児童養護施設で最年長の「オツボネ」(大後寿々花)に焦点が当てられたストーリーだった。 ドラマをめぐっては、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が「養護施設の子供や職員への誤解や偏見を与えかねない