スマートフォン(高機能携帯電話)で特定のアプリをダウンロードした利用者の電話帳から大量の個人情報が流出した事件で、警視庁は30日、アプリを作成したIT関連会社経営者の男ら5人を不正指令電磁的記録(ウイルス)供用の疑いで逮捕した。 約9万人のスマホがアプリに仕組まれていたウイルスに感染し、1000万件以上の個人情報が流出したという。 警察庁によると、スマホを巡り、大規模な個人情報流出事件が立件されるのは全国で初めて。 捜査関係者によると、IT関連会社を経営する男が、スマホの電話帳に登録された個人情報を抜き取るウイルスを組み込んだ動画アプリを作成した。その後、別の東京都内の元IT関連会社社長の女らと共謀し、3月下旬、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマホ向けの公式ストアに、このアプリを無料公開。アプリをダウンロードした利用者のスマホの電話帳に入っていた電話番号やメールアドレスな