世界・食の祭典(せかいしょくのさいてん)は、1988年6月3日から10月30日にかけて、北海道札幌市で開かれた地方博覧会。バブル景気まっただ中の開催で大幅な赤字決算となり北海道の財政を圧迫した。1980年代末の地方博覧会ブームに開催された博覧会で「最悪の失敗」とされ、失敗の代表例として扱われる[2][1]。 概要[編集] 農林水産省が1985年に打ち出した1988年開催を目標とした食の博覧会構想をきっかけとして、東京の広告会社シマ・クリエイティブハウスが北海道庁に企画を持ち込み1986年に道が経済活性化や一次産業の高度化を目的として開催を決定[1]。農漁業をめぐる国際環境の悪化を背景として[3]、食を通じ人間と自然・日本と世界の関係を見つめ直す事を主目的に北海道の豊富な食料資源をアピールし地域振興を図るとした[4]。札幌市内に会場を分散配置し、入場券として当時普及し始めた磁気式プリペイドカ
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