遙から 私が男女平等に過敏なせいか、街に出ると、腹が立ってしかたがない。 エレベーターがその縮図だ。これはあくまで関西での光景なので、他地方や大都会東京ではどうかわからないが。 最近、事情があって高層オフィスビルに週2回行く。地下駐車場から上階までの間の見慣れた光景に共通したものがある。 停止階ボタンのそばには高い確率で女性が立つ、ということ。それにはそのビルを使いなれた人ならではの事情があった。 そのエレベーターはやけに早くドアが閉まるのだ。私のようなせっかちには“閉ボタン”を連打しなくていいちょうどよさなのだが、ランチタイムなど、がやがやとビジネスマンたちが乗降する時には閉まるのが早すぎるドアなのだ。 それをよく知るそのビルで働く人たちの間で、そう、まるでエスカレーターに別に誰がルールを作ったわけでもないのに、一方に寄り、急ぐ人たち用に一方に隙間を開ける慣習がいつともなしに広がったよう
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