人が生活すると、必ず汚水が発生する。これを流すのが下水道で、汚水を河川に放流できるよう浄化する施設が下水処理場だ。下水処理場から放流していい水質には基準が設けられており、水質管理には高価な化学センサーが必要だ。 この水質管理を、カメラとディープラーニング(深層学習)でできないか──こんなことに着目したベンチャー企業AnyTech(東京都渋谷区)が、水質を判定できるAI(人工知能)を開発した。すでに水処理施設への導入事例もあるという。「第3回 AI・人工知能EXPO」(東京ビッグサイト、4月3日~5日)に出展し、技術を紹介している。