2012年11月16日早朝、貴州省の北西部に位置する“畢節市(ひっせつし)”の市街区“七星関区”にある“環東路”の歩道脇に置かれたごみ箱の中で10歳前後の男の子5人が死亡しているのが発見された。発見したのは83歳のごみ拾いの老婆で、ペットボトルを探そうとごみ箱の蓋を開けたところ、中に5人の少年が折り重なるように横たわっていたのだった。 5人の遺体には着衣の乱れも傷跡もなく、警察による初歩的な死因調査の結果は、寒さを避けようとしてごみ箱に入り込んで窒息死したというものであった。七星関区では事件前日の15日夜から小雨が降り続き、温度は急激に低下していた。畢節市の気象情報によれば、最低気温は15日が7度、16日が4度であった。 全土にあふれる疑問の声 付近の住民によれば、5人の子供たちはごみ箱のそばにある空地に広告が印刷されたプラスチック製のテントにセメントブロックとベニヤ板を使って小屋を建てて