経済産業省は、日本チェーンドラッグストア協会と共同で、スマートストア(※1)の実現を目指す「ドラッグストア スマート化宣言」を策定しました。この実現に向けて、まずは電子タグの研究に着手することとし、2025年までに、ドラッグストアの取扱商品に電子タグを利用することについて、一定の条件の下で同協会と合意することができました。 1.背景 小売業は、人手不足と労務コストの上昇に直面しています。また、大量生産、多頻度配送を通じて高度に効率化されたロジスティクスが実現されている一方、サプライチェーン全体としては食品ロスや返品といった様々な課題が生じています。 加えて、消費の多様化・成熟化に対応するため、小売業は、単に商品を販売するだけでなく、新たな価値を提供することができる業態への転換が求められています。このため、単純作業を効率化するとともに、様々なデータの利活用を通じたサービスや製品の開発等、新た