当社では毎シーズン、4300余のファッションブランド(ウィメンズ/メンズ/キッズ/インナー/服飾雑貨/ジュエリーアクセサリー/コスメ)を位置付けた「ブランドツリー」を作成し、多店舗を展開している900近いブランドについては毎月の売上を検証してマーケットの変化を追っている。そんな検証を20年以上も続けていると、ブランドのライフサイクルやマーケティング戦略の成否、好不調のサイクルも見えて来る。 ヤング向けブランドの好不調を見ていると、好調期間はせいぜい2~3年で、その反動の不調期間は3年では済まず、そのまま凋落してしまうブランドも少なくない。かつての109系の好不調サイクルは3年だったが、今日の原宿系などでは好調期間が縮まって不調期間が長期化している。その一方、キャリアやミセス、コンテンポラリーやアダルトのブランドは好調期が倍以上長く、その反動も穏やかで長く人気を保つブランドが多い。その要因と
![ヤングブランドが不安定な理由 | プロフェッサー小島健輔の言いたい放題(小島ファッションマーケティング代表)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/65c348efaf9a6f581a49eebb31deafed3709f4e4/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.apalog.com%2Ftemplate%2F2110%2Fimg%2Fawlogo.jpg)